頸椎の構造について
- 頸椎は脊柱の中で最も可動性がある部位。
- 垂直方向にほぼ180度
- 水平方向にほぼ180度
- 最も脆弱な部分
施術において特に重要なポイントとなるのは「全ての棘突起は二つの結節を持つ」という事。つまり棘突起には中央に溝があり、右と左に凸が突き出ているという事。棘突起の触診でリスティングを出そうとすると、この片方の結節に触れた事でそちらに歪みが生じていると受け止めやすいので注意。
機能的に2つの構造
1.上位頸椎(c1/c2)
環椎と軸椎に後頭関節が加わった関節。
2.下位頸椎(c3-c7)
下位頸椎の運動の特徴は主に二つ。
- 屈曲・伸展運動
- 側屈+回旋の複合運動
下位頸椎は純粋な側屈運動と純粋な回旋運動は存在していません。必ず複合運動となります。複合的に補完しあうことで純粋な側屈や回旋運動を実現しています。
最密位探しで忘れちゃ駄目な事
頸椎は胸椎と同様に棘突起の移動方向に凸をする。つまりPRの場合はL側が凹となる。胸椎も同様。腰椎だけが逆。棘突起移動側に凹ができる。