【最終更新日:2019/01/06】

天国を見つけよう

「人生初の症状」に襲われた時にすべき事

これは椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、場合によっては初めてのギックリ腰等にもあてはまります。

とにかく「こんな痛み・痺れの感覚は初めて」という場合に取るべき行動です。

「絶対的な安全地帯」を探す事を最優先にしよう

神経痛などの痺れ、痛みや、ぎっくり腰の「腰が支えられない」様な痛みと感覚などの「状況が全く見えない症状」に襲われた時は誰もが大パニックとなります。

  • これは一体何?
  • 何が起こったの?
  • これって治るの?
  • ちょっとシャレにならないぞ!

この不安と焦りは「恐怖」が一番の原因です。そんな時には真っ先に「安全地帯」を探してください。よっぽどの重症でない限りは必ず安全地帯があります。

ちなみに安全地帯とは

その時だけは痛みが引いていく、正に天国に感じる姿勢

を指します。

幾つか例を挙げますと

〇ギックリ腰の安全地帯
  • 膝を曲げて横になる。背中は丸める
  • 膝を曲げて横になり、膝に枕を挟む
  • 仰向けで腰と首に枕を入れる(隙間を埋める)
  • うつ伏せでお臍に大きめの枕を挟み込む
〇椎間板ヘルニアの安全地帯
  • 膝を曲げて横になる。背中は楽な状態を探る
  • 仰向けで腰と首に枕を入れる
〇脊柱管狭窄症の安全地帯
  • 膝を曲げて横になる。背中は丸める
  • 背中を丸めて座る。

こういったものがあります。

院長の場合は症状がかなり重たく横になっていても激痛でした。咳やクシャミといった腹圧が高まる動作だけで激痛が「骨に響く」様な形で襲い掛かってきました。

余りの痛みに発症後数日はまともに寝ていません。

天国が見つかれば気持ちに余裕が生まれる

どんなに激しい症状であっても「安全地帯」が見つかれば心身の負担は一気に軽くなります。

「そこに行けば痛みは消える」

という砂漠のオアシスが見つかっているので「余裕」が生まれるのです。

ここで初めて「症状」と向き合う準備が整ったといえるでしょう。

早期解決を図る為には「現状を理解する」事が必須ですが、「安全地帯」を持たない状態では「向き合う心の余裕」がありませんので物事が前に進みません。

必ず「これは何?」と結論を急ぐ前に「あぁ~痛みが無いって天国~」と感じられる安全地帯を探すようにしましょう。

「安全地帯」があるという事は症状が消える可能性があるということ

これは院長の実体験からの感想なのですが、「寝てても痛い」という状況の場合には「一生このままなのか?」という恐怖が頭に過ります。

自分の中では「最終兵器」ともいえる「安静」すら通じない症状。それはもう誰の手にも負えないのではないかと感じます。

ですが「痛みが消える姿勢」がある事がわかれば話は別です。「今はまだ小さいけど道は確実にある!」と物凄く前向きに感じ取れます。

何故なら実際に「痛みが消える瞬間」というものが目の前にある訳ですから。

百聞は一見に如かずとは正にこのこと。

後は「小さな糸口」を「大きな糸口」へと変えていくだけの話です。「出口が見えない状態」と「わずかでも糸口が見えている状態」では天と地ほどの差があるのです。

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