カイロの3大概念
科学・芸術・哲学
技術は芸術の域に辿り着く
カイロ3大概念の1つ「芸術」
カイロ3大概念の1つに「芸術」という概念があります。
それはカイロのマニピュレーションや矯正(アジャスト・スラスト)を含めた全ての「技術」を指す言葉です。
磨き抜かれたカイロプラクティックの技術は「芸術」の領域に達します。
そして、そんな技術の練度を見極める指標が「型」です。
ある意味カイロプラクティックは武道に近いものと言えるでしょう。
美しい「型」には無駄がない
カイロプラクティックのテクニックは本来、芸術的なものです。
- CP(コンタクトポイント):施術家側の接触ポイント
- SCP(セグメンタルコンタクトポイント):患者側の接触ポイント
- DP(ドクターポジション):施術家の立ち位置
- PP(ペイシェントポジション):患者様の立ち位置
- ティシプル(皮膚の遊びを取る):施術対象ポイントの下準備
- 最密位(絞り):対象関節がロック・オープンの掛かるポイントまで導く
- スラスト圧:関節 or 軟部組織にかける圧の調整
- スラスト角度:関節 or 軟部組織にかける圧の角度の調整
- 呼吸:最も緊張が抜けた瞬間を見極める
- タイミング:触圧で組織が緩む瞬間を見極める
マニピュレーションから矯正に至るまで、全てにこの要素が詰まっています。
そして、1つ1つの動きに無駄が無い程「最小限の力で最大限の効果」を生み出します。
何より動きも姿勢も美しい
逆に無駄の多い動作になると無駄な負担が積み上がり、非常に危険な施術となります。
「圧の集約」ができない為に「自分の力」に頼るしかないのです。
それは大変危険な施術となります。
そもそも臨床で使うべきレベルに至っていないのですから。
神業を持つ先生は施術はとても地味
ゴッドハンドだらけとなった今の時代ですが、本当のゴッドハンドの動きは実に地味です。動きに無駄が無いので見ていて派手さが無い。
ただ美しく流れる様な動きです
神懸ったレベルになると最密位と矯正の境目が見えなくなります。準備と本番が溶け込んだ「次元の違う」領域となるのです。