施術前に患者様に踏んでもらう事が多いのがこの「足つぼ踏み踏み」です。正式名称は「青竹踏み」という商品だそうです。
今は100円均一ショップのダイソー(DAISO)で購入したものを使っていますが、本当の竹を使っている「青竹踏み」を導入したいと検索中です。
青竹踏みは「脳トレ」になる。
青竹踏みが何故そんなに良いのか。それは「手軽な脳育」となるからです。毎日朝晩青竹を踏み続けるだけですが、それでも立派な脳トレになります。
青竹踏みは脳トレになる。
これだけはしっかり覚えておいてください。青竹を踏めば踏むほどに脳は刺激を沢山受け取って活発に神経活動をします。
足裏に刺激を送る事は無条件で良い
この青竹踏みですが、「腰痛にいい」「肩こりにいい」「坐骨神経痛にいいといった具体的な目的を設定して行うものではありません。ただ「足の裏を刺激する」という事が目的となります。足つぼのブツブツが付いていますが、それは余り気にしなくても良いです。効果が劇的に変わる訳ではありません。ですので青竹そのままの青竹踏みでも大丈夫です。
大切な事は「足裏に刺激を送る事」だと覚えておいてください。靴下よりも裸足で踏んだ方が効果は明らかに高くなります。地肌を刺激するからこその身体への刺激なのです。
足裏と掌は刺激の感受性が段違い
手のひらと足の裏は全身の中でも群を抜いて「刺激に対する感受性が高い」部分となっています。つまり手足をしっかり使えば使うほどに「脳が多くの刺激を感じ取る=活発に活動する」という事なのです。身体の何処を刺激しても脳が刺激を受ける事に変わりは無いですが、手首・足首の先だけはその感受性が「別次元の高さ」だという事です。
ですので「青竹踏み」でただ足を刺激するだけでも十分に高い効果が発揮されるという事です。
刺激という意味ならば「足つぼのブツブツ」がある方が効果が高くなるのではないか?という疑問も起こりますが、臨床から見る限りはその差は余りありません。むしろ「100円ショップの青竹ふみ」なのか「職人仕上げの青竹か」の前提条件で効果が変わっている方が多い印象です。
人間はモノそのものの質よりも「受け止めた情報」によって大きく心身が変化する生き物ですので「立派な青竹」の方に軍配が上がるのはわかる気がします。
赤ちゃんの手足をこすりまくれ!はこういう事
話が少し脱線しますが、子育ての現場で「赤ちゃんの手足はさする様に」というアドバイスが良くみられます。科学的根拠・医学的根拠というより「おばあちゃんの知恵」的なものです。
その理由は正に「手足を通して脳を刺激しよう」という事。もちろん「視力が育っていない赤ちゃんに親の存在を理解させる」という事もあります。どちらにおいても「手足をさする」という行為はとても効果的という事です。
特に歩けるようになるまでの1年半近くは手足をバタバタさせているだけの期間となります。掴み立ちをするようになれば多少は手足を使いますが、それまでは完全に手足が遊んでいる状態です。最も脳が活発に成長している時期に最も敏感な感覚部位を放置するなんて余りに勿体ない事です。
音楽を聞かせたり、良く見えてない赤ちゃんに色々なものを見せたりする前に手足を擦る事で「脳に豊富な刺激をダイレクトに送る」という脳育をしましょう。
青竹ふみでも万能ツボ「湧泉」を刺激できる
当院ではツボ踏み用の青竹踏みより「本物の竹」による青竹ふみを導入する予定です。その理由は「竹の青竹踏み」であっても「万能ツボ」の湧泉周辺はしっかり刺激できると考えているからです。
1つでも多くのツボを押した方が効果的だと考える患者様が多いですが、それよりも「合谷」や「足三里」といった汎用性の高いツボを1点集中でじっくり刺激をしておいた方が効果は高い事が多いです。という訳で青竹踏みの場合は当院は「湧泉」をターゲットにしています。
青竹踏みの効果は緩やかに起こる
青竹ふみは関節矯正の様な即効性のある取り組みではありません。じんわりと身体に変化が起こるタイプのものになります。ですので「青竹ふみ」だけを毎日していても身体で感じれる変化は微々たるものです。ですが施術前の青竹ふみは非常に効果的となります。施術のやり易さが一気に上がるからです。
ですので当院では施術に入る前に患者様に青竹踏みを軽くしてもらっています。もう一度言いますが、これをするとしないでは実際の施術の進み具合が全然違います。青竹踏み、侮りがたし。