>>【最新】自分の足でスタスタ歩こう。千里丘で脊柱管狭窄症を克服する
脊柱管狭窄症は「脊柱管狭窄」によって様々な神経障害が起こる疾患ですが、その障害を受ける神経の場所によって3タイプに分かれます。
脊柱管狭窄症の分類について
脊柱管狭窄の分類は以下の3タイプに分かれます。
神経根性
脊柱管内の中枢神経部から分岐した末梢神経部位が圧迫を受けるケースです。分節部位とも言う事があります。
片足に坐骨神経痛などの神経障害が出る事が多いです。
馬尾性
脊柱管の中にある中枢神経部分が圧迫を受けるケースです。まだ分岐する前の神経の為、両側に症状が起こる可能性が高いです。
また馬尾中枢神経部は様々な支配領域の神経が入り混じっている為に症状が起こる範囲も広く、疼痛や痺れ以外にも排尿障害などの骨盤周辺の症状が起こる事もあります。
混合性
字の通りです。「馬尾性」「神経根性」の両方に該当する症状が起きている場合です。
ただ、馬尾性だと「神経根性」も含めて起こる可能性が出るのでこの混合性の判断はどうするのかが個人的には不明です。
症状が片足に出ているのか両足に出ているのかが目安
脊柱管狭窄症らしき症状が出ると「自分はどのタイプの脊柱管狭窄症なのか?」という疑問と不安が沸き起こると思います。
その場合は症状が片足なのか両足なのかを1つの目安にして下さい。
神経根性で両足に出る事はまずありません。馬尾の場合は両足・片足の可能性があると思います。
症状が片足であっても「馬尾型の可能性が否定できない」という不安が残ると思いますが、馬型の場合は何かしら違和感が残る足にも出ている事が多いです。
片足は全くの無症状で馬尾型というケースは余りありません。
神経根型の場合は綺麗に片方だけです。
違いは僅かですが、当事者はその僅かを敏感に感じ取れるようになります。ですのでその僅かな違いを判断材料にして下さい。
何型か、は余り気にしなくていい
患者様の多くは「私は〇〇型」という点にとても拘る傾向があります。やはり神経根型だと安心し、馬尾型だと少し不安になり、混合型の場合はとても神経質になっているケースが多いです。
別記事にも書いていますが日本人はとにかく「罹患した事実」に非常に打たれ弱いです。「なったら負け」みたいな気持ちがあるように思えます。
大切な事は「なった後にどう対応するのか」という点です。それが早く元気になり再発を防いで人生を謳歌する為の必須条件です。
何型かという情報も大切なのですが、それ以上にどうして腰部脊柱管狭窄症を引き起こしたのかを考えましょう。
タイプに拘るのは医学。患者が拘るべきは「回復への道」
脊柱管狭窄症を引き起こすのは殆どの例において生活習慣です。ですので「ああ、自分は〇〇型なんだ・・・」と落ち込むよりも
- 「何が腰に負担を掛けていたのだろうか。。。」
- 「どうすれば今の状況を好転させられるだろうか」
- 「再発を防ぐ為には何を意識すればいいのか」
といった前向きな方向に自分の意識を持っていきましょう