2.脚の付け根がピリピリする、ピリピリ痛む
ビリビリ!!という様な強烈な症状では無く「ピリピリ」するという違和感。感覚的には刺激の弱い電気風呂の電気が走っているようなイメージです。
何かの拍子に「ピリピリ」とする。でも「痛い」という訳ではない。でも何か違和感がある。いつも通りの足の付け根ではない。
この「大騒ぎする程ではないと思うけど、何か変」という状況で悩む患者様も多いです。
この場合は「これは何だろう?」という不明な状態がそのままストレスとなります。症状よりもそのストレスが厄介です。強くない症状であっても意識が向く為に大きなものに感じてしまいます。
ピリピリだから大丈夫、とは思わない事
神経痛症状は「ビリビリ」だと生活に支障をきたすレベルですが、ピリピリだと「何かおかしいけど何とかなる」というレベルの症状になります。
ここで「取り敢えず動けるから大丈夫だろう」となるのが人間です。院長もそうでした。
大きな失敗をしてから初めて学ぶのが人間です。ですので実際に経験をしていない方には中々伝わらないかもしれません。
それでも経験者としては何度も伝えたい。
ピリピリのうちに対処した方が絶対に良い。ビリビリになってしまうと時間もコストも余計に掛かってしまう事になる。
今正にピリピリと共同生活を送っている患者様には「頭の片隅」で構いませんので院長のこの言葉を覚えておいて下さい。
そして何か嫌な予感がしたら、その瞬間に行動に移してください。きっとまだ引き返せる段階のはずです。
ピリピリする場所で原因が変わる。
脚の付け根がピリピリすると思っていたけど、良く感じてみると少し違うかもしれない。
そんなことも多いです。
- 脚の付け根がピリピリする
- 脚の付け根の前側(鼠径部)がピリピリする
- 脚の付け根の裏側(お尻部分)がピリピリする
これはそれぞれ別の神経痛症状である可能性があるので、具体的なピリピリの場所はしっかり把握しておきましょう。
お医者さんや専門家は患者様の自己申告をベースにして診断や判断を行います。
素直に病院に行くのが良い
この場合、疑問や不安を解消する目的で整形外科に行くのが良いです。とにかくレントゲンで股関節の状態を確認しましょう。
仮に股関節に問題が無いとしたら筋肉の問題である可能性が一気に大きくなります。それだけでも気持ちがスッと楽になるはずです。
一番心身にとって辛い、しんどい状況は「可能性が複数あって見当がつかない」という事です。
ですので「これは一体何なのだろう。。。」と不安を抱える時間を最小限にする為にも、早めに病院に行って正確な情報を確認しましょう。
レントゲンを撮ったからといってその先ずっと通院する必要は無いのですから。
レントゲンの後は自由に選択をすればよい
病院でレントゲンを撮り、足の付け根の状態が把握できたら後は自分の意思で治療法を選びましょう。
病院でそのまま通院するも良しですし、当院などの別の選択肢を選ぶのもありです。大切な事は自分自身が納得して取り組める治療法・施術法を選ぶという事。
言われたままに選択するのではなく、自分で決めて選ぶ事も立派な治療の1つです。選択と結果に対して自分でも責任を負う形になります。
治療であれ施術であれそれはお金も時間も掛かってしまいます。自分の大切なお金を使って取り組む事ですから慎重に選んで、そして決めたら一気に突き進みましょう。
仮に結果が望ましくなかったとしても後悔しない事が大切です。一つの仮説が検証された訳ですから気持ちを切り替えて次の選択肢に進みましょう。
私達患者にとって「経験値を積む」というのは実は物凄く価値ある事なのですから。