辛いときに心に響く言葉
そこにあるのは「本質」か「欺瞞」
見極めるには心の余裕が必要である
私達は最初に解決から最も遠い道を選ぶ
これは代表的な「患者あるある」です。
私達は症状を自覚した時に真っ先に取る行動があります。
「この痛みを自分で治す方法を知りたい」
今はyoutubeなどのインターネット動画の時代です。簡単に目的と一致する動画に辿り着けます。
- 腰痛 改善
- ヘルニア 解決
- 神経痛 治す
こういったキーワードで検索すると沢山の「1日〇分で痛みが消える!」という「求めている答え」が沢山出てきます。
ですが、そこで見つけた「目的直結の解決法」は最も解決から遠いものです。
情報を公開する側も手慣れたもので、少しでも目に留まる様にと「一瞬で簡単に治る!」を過剰にアピールしてきます。
あちらからすれば「見てもらえたら目的達成」なので手段を選びません。違反ギリギリを攻めてきます。
聞き心地の良い情報は基本的に無駄足になりますので、余りおススメしていません。必ず自分の症状を分解して「自分の痛み、痺れ」の因果関係を把握する事から始めてください。
それをまず把握しておかないと「取り組んで安心するケース」になってしまいます。そうなると効果は期待できない上に、無理に頑張り過ぎる事で悪化するケースも出てしまいます。
「急がば回れ」が最短ルートになる
私達はギリギリまで身体を追い込み、いざ症状が出てきたら「即効性のある方法」で解決を図ろうとします。
冷静に考えるとこれは非常に「都合の良い話」です。
長年の蓄積の結果として症状が出てきているのに、たった2~3日の取り組みで解決を図ろうとする。それは「身体への無知・無関心」がなせる業です。
できない事を望んでいる訳ですから。
もし最短での解決を図るなら、自分の身体に何が起こったのかを把握する事が大切です。そうする事で「自分専用の答え」が浮かび上がります。
最初から見えている「答え」らしきものに飛びつくのではなく、自分の内側から「答え」を導き出す形が回復への最短ルートです。
ネットや雑誌は「効けばラッキー」くらいで
ネット上の「〇〇解決策」は誰にでも当てはまるものではありません。ですが、自分自身に当てはまるかどうかは「やってみないと」わかりません。
という訳で「取り敢えず」取り組んでみるというのはアリだと思います。それで改善するなら一番ですから。
大事なのは以下の点です。
- 過剰な期待をしない事
- 取り組みの目的を理解する事
- 結果を焦らない事
結構「治ると書いているんだから治るはず」と頑なに続ける患者様もいますが、時には「退く勇気」も必要です。
ネット上の表記は基本的に「過剰表記」が目立ちます。ですので振り回されない様にだけは注意してください。