【最終更新日:2025/04/21】

院長の椎間板ヘルニア物語

25.施術は20分ほど、パキポキされて「明後日来てね」

プロ野球選手が通う、プロレス団体のトレーナーを任されている整骨院。

確かに入り口には誰もが知っている超有名野球選手と院長が握手をしている写真やらプロレスラーと握手をしている写真がありました。

(おぉ、凄い。ここなら治るんじゃないか?)

そう期待に胸を膨らませて受付を済ませました。

病院の様に待たされる事無く診察室へ、そして施術開始。

「あぁ~なるほどね、骨盤やな」

少し話して検査してズバッと断言をしていくその姿は「おぉ凄い」と思うに十分でした。

そして軽く身体をほぐされ、腰をパキポキ。

「はい、明後日に予約取ってね」

「・・・あ、もう終わりなんだ」

身体の状態は余り変化ありませんでしたが、いきなり治るなんて都合が良すぎるもんなと支払いへ。

「4,500円です」

あれ?整骨院って健康保険が適用されるんじゃなかったっけ?

ちゃんと見てみると骨盤矯正は保険適用外のこと。何だかよくわからないけど治るならまぁいいか。

自分で選んで来た訳だし、プロ野球選手が頼りにする凄い先生なんだから安いくらいだろうと納得して帰宅。

勿論、二日後の予約を取って帰りました。きっと段々と改善していくんだーと想いながら。

パキポキされて「明後日ね」のループが続く

2日後の予約日。

院長はあんまり変化のない身体を連れて再び整骨院へ。

「調子はどう?良くなったやろ?」

と言われると「いえ変わってないです」とはとても言えず「そうですね、身体が動かしやすくなった感じです」と答える。

「そうやろ、骨盤がガチガチやったからなー」

と満足そうに笑う院長。

そんなこんなで施術開始。

今回は10分ほどほぐしてもらいパキポキ「よっしゃ、明後日にしよか」

 

・・・またこの流れ?

 

この先生、プロ野球選手にも同じ施術をしているのかなぁと少し疑問に感じつつも「これで変わるかもしれない」という期待と共に帰宅。予約は二日後。

そしてやってきた予約日。

例によって余り変わらない身体を引き連れ整骨院へ

「ハイどうぞー」

今日は院長じゃなくてスタッフさんでした。

「あれ?院長は?」と聞きたくなるものの、それは相手に失礼だろうと診察室へ。

例によって10分くらいほぐしてもらいパキポキ「院長からの指示では明後日に予約とのことですね」

 

ここ、駄目だ

 

この瞬間に感じました。今の調子じゃこっちのお金が続く限りこのループが続く。

プロ野球選手に頼りにされる高名な整骨院。

院長はここでも大切な事を学ばせてもらいました。

「自分で状況を把握しておかないと蟻地獄にハマる」

という事です。

先生の指示通りに通院するとズルズル通院のリスクが高くなります。自分で「状況を把握しながら前に進む!」と決めておかないと本当に終わりが見えなくなります。

俎板の鯉で望んでいくと余程の患者思いの先生でない限りはズルズル通院となるでしょう。

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