【最終更新日:2025/04/21】

院長の椎間板ヘルニア物語

23.一瞬でパラダイムシフトが生まれた。

「答え」を用意してくれると思って頼ったお医者さんから出た答えは

「諦めろ」

に等しいものでした。

その内容にショックを受けましたが、そのショックが余りに想定外だったせいか院長に大きなパラダイムシフトを生んでくれました。

「あ、専門家に全てを託したら駄目だ」

何故かその場でそう確信したのです。手術を前提に話をされた瞬間に。

後遺症が残っても「説明したから仕方ない」で済まされるのか?

院長が「全てを託しては駄目だ」と感じたのは手術の説明と後遺症の説明を聞いていて「説明をしたから責任は無いというリスクヘッジをしているんだな」と感じれるくらいに機械的な説明だったからです。

目の前の僕は「〇〇さん」ではなく「L4-5ヘルニア患者」という存在でありその患者に対する適切な対応を取っているだけなんだと感じました。※ガイドラインに従った適切な対応です。

それは目の回る忙しさの病院では仕方のない事です。

でも、「そんな接し方が精一杯」の場所に自分の身体を託すとなると話は別です。

  1. 自分の身体は自分で守らないと駄目だ
  2. 自分で決めないと駄目だ
  3. それには自分がもっと積極的に治療そのものに関わらないと駄目だ
  4. それには自分自身がもっと学ばないと駄目だ
  5. 結果に納得いく様に自分が腹を括らないと。

ここにきてようやく自分の身体と向き合う覚悟が決まったのです。

「元気になりたきゃ自分が動くんだ!」

何だかやっと覚悟が決まった感じですが、実は本当の覚悟はまだまだ先でした。

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