【最終更新日:2025/04/21】

院長の椎間板ヘルニア物語

20.院長、関門に阻まれる

巨大総合病院へと向かった院長はそこでヘルニア患者だからこそ味わえる関門と出会いました。

これは本当に勉強になりました。

当時は必死のパッチでしたが、改めて考えると「目から鱗」な事ばかりでした。

第一関門:初診の待合

初診は予約が取れません。その為とにかく待つ時間が長い。

病院に入った時には待合には数人だけだったので「やったーラッキー」と思って順番カードを持って待っていたのですが、後から後から入ってくるおじーちゃんやらおばーちゃんやらにどんどん抜かされていく。

病院に入ってから診察室に入るまでの時間は軽く1時間は過ぎていました。

例によって腰が辛い。数十回は姿勢を直したと思います。

※後日、再診は予約を取ったので楽勝だと思いきや、再びの1時間待ち。予約システムって何なのだろう?と思った事を覚えています。

第二関門:画像撮影までが長い

結構やっとの思いで辿り着いている病院ですが、診察時間はほんの5分程度。

  • 問診
  • SLRテスト
  • 腰トントン

毎度お馴染みの診察の後にレントゲンに回されます。

しかし総合病院ならではなのかその病院ならではだったのか、レントゲン室がまず違う階にあり更にはその順番待ちがやたら長い。

レントゲン室は空っぽなのに30分くらい待ちぼうけ。

腰が辛い。

しかも、立って撮影する時に「背中を伸ばして」と指摘される悲劇。

これが限界なんです」と言っても壁の向こうで伝わらない。向き合ってるのは技師さんではなく機械だし。そういう部分って申し送りとか無いの?と思った。

結局「何でわかんないの( ˘•ω•˘ )」という顔をした技師さんが部屋に入ってやっと伝わりました。

これが一番腰にきた

第三関門:撮影からの再診察までが長い

無事にレントゲン撮影が終わったものの、そこから再診察までが長かった。

50分は軽く待ったと思います。

やはり腰には辛い。

レントゲン室での無茶が祟ったのか腰が割と痛い。

第四関門:MRIは次回予約だった

やっと再診察と安心したところ

「MRIの予約を入れてください」

これだけ。

この「1分のやりとり」の為に50分以上も待ったのか。勘弁してくれ先生。

この時に思いました。

患者さんが「毎日押し寄せてくる」先生にとって患者側の個別事情は関係なく、一人一人に目を配る必要性も無ければ余裕も無いよなぁと。

先生が見るのは医学的に見て身体に何が起こっているのかということ。診断という名の法的断定をするのが仕事なんだなと。そりゃそうだ。そうしないとパンクするのは目に見えている。

これだけの人数を見ているんだもんなと納得もしました。

取り敢えず次回のMRIの予約をいれて撤退。

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