まだ選別眼が養われていない
日本人が中々自分が理想とする先生に出会えない理由は8割がこれです。
「そもそもの経験不足」です。
何故か日本人は「試す」という行為を嫌います。悩んで悩んで1発勝負に賭ける傾向にあるのです。
石橋を叩くというか失敗を怖がるというか、最短距離で答えに辿り着こうとするのです。
同じ道を辿った元患者として断言します。それではいつまでも辿り着けません。
失敗前提である程度は学んでいく必要があります。その経験が段々と施術家を見極める目を養ってくれます。
最初は「人」より「目先の費用」に目が行く
これも誰もがハマる落とし穴なのですが、最初は必ず「安い方がいい」となります。私もそうでした。
その結果、痛い目を見ます。
保険適用になるにはそれなりの理由があります。保険適用の場合は施術の幅がとても狭くなりますし、施術時間も短く駆け足になります。
そして来院頻度が週2~3回は提案される事が多いです。
そこで初めて気付くのです。
こうも頻繁に通っていたら、結局は高くついてしまうから自費診療と同じだと。
費用だけでなく通院の手間暇を考えるとむしろ割にあっていないのではないかと感じ出します。
その感覚は「きっかけ」であり患者として「成長」した瞬間だと思います。高い授業料を払ってようやく気付けたのです。
安かろう悪かろうにハマっていた事に。
目的が明確になると見えてくるものが増える
院選び、先生選びで失敗をする場合は大体が優先順位が以下の通りになっています。
- 1回当たりの施術費用が安い
- 家の近くに合って便利
本来の目的が「利便性」と「経済性」の後になっているのです。これで更に「自分の症状を取ってくれる先生」と出会うのは至難の業でしょう。大体が近所の整骨院か整形外科だけがピックアップされ、その中から選ぶ形になっているはずです。
そうした条件から出会えず、初めて「自分の症状を解決してくれる人」という条件を最初に出すと選択肢が一気に増えていきます。近所の整体、カイロプラクティック院などの民間療法が自分のアンテナに反応しだすからです。
初めの一歩が踏み出せた瞬間です。
その時に見える風景が「スタートライン」だと覚えておきましょう。
自分が相手に求めるものを絞り込む
自分は相手に何を求めていくのか。それを明確にする必要があります。
- 自分の症状に強い先生
- パキポキだけは避けたい
- なるべく予算は〇〇円で済ませたい
- どんなことをしているのか知りたい
「なるべく安く」「なるべく近く」とは異なった「健康になる事」を大前提とした確認項目で絞り込むと違った院・先生がドンドン出てきます。
コストの問題より「今の状態を解決する」事を最優先に。
それが求める答えへの最短距離です。