ギックリ腰は寝る姿勢に困る時があります。そんな時仰向けで寝たいと思ったら膝を曲げて足を高くしておきましょう。
腰の負担がかなり軽減されます。
ギックリ腰は寝る姿勢が限られる
ギックリ腰はその状態によって寝る姿勢をかなり制限されます
- 腰が固定されて仰向けになれない、腰が地面につかない
- 腰が固定されてうつ伏せになれない、腰が丸くなってくれない
こんな状態の為に横向きで寝るギックリ腰患者様が多いです。ですが工夫1つで仰向けでも眠ることができるケースも多いです。
方法1:膝を曲げる
仰向けで寝る場合、腰が浮き上がる事で痛くて仰向けになれないというケースがギックリ腰患者様の場合は出てきます。
この場合は膝を曲げて仰向けになる事がおススメです。膝を曲げると必然的に腰が丸まる為に腰の突き出すような動きが緩まります。
方法2:イスなどの高いところに足を置く
膝を曲げたまま仰向けで眠るのは慣れるまでが大変です。意識が足に集中してしまいます。
そこでイスなどの台を持ってきて、そこに足を置く方法がお勧めです。膝を90度に曲げて足は台に載せておきます。
脹脛を載せるというイメージですね。
これで足も楽になり腰も丸くなるので腰の負担が一気に軽くなります。
方法3:頭に大きめの枕を差し込む
腰の突き出し姿勢は実は頭の位置と大きく関わりがあります。頭を後ろの反らしていると腰は前へと突き出す形になります。
逆に頭を顎に向けて持ち上げておくと腰は丸くなる方向へ力が働きます。股関節の動きと同じです。
そこで頭に大きめの枕を差し込んでおき、頭を少し持ち上げておきましょう。腰が丸まる方向へと力が働きますので負担が軽くなります。
要は股関節と首と、2方向から腰を丸める方向にアプローチ
ギックリ腰となっている腰はお臍を前に突き出すような形で固定されています。この状態は非常に腰に負担が大きく可動制限や痛みが酷いです。
そこで股関節を曲げる事で腰下から腰骨が丸まるように働きかけ、首を曲げる事によって腰上から腰骨が丸まるように働きかけるのです。
その結果、疑似的に自分で膝を抱え込むような丸まる姿勢が作られる為に腰の負担が軽減されるという訳です。