身体の声に耳を傾ける
それは変化を感じ取る事
身体と会話をする事
「変化」を大切に
自費診療の場合、1回あたりの費用が高い事もあってこう考えがちです。
1回で全部の痛みが
取れたらいいな
私もヘルニア時代はそうでした。
ですが、初回の施術で今までの慢性化した症状が「全て取れる」というケースは稀です。
変化が生まれつつも、痛みは探せば残っている事も多いです。そして、ここが最初の分かれ道です。
- 残った痛みに注目する
- 軽くなった身体に注目する
この受け止め方の差が今後に直結します。痛みを気にする患者様の場合は痛みが1割になっても0.1割になっても「まだ残ってるなぁ。。」と完全な「0」を追い求めます。
一方の変化を感じ取る患者様の場合は「身体が軽い!全然マシ!」と身体に起こった変化を喜びます。
痛みに囚われてしまうと、頭の中は「有るか無いか」の二択となり、痛みが「完全消滅」するまで探し続けます。そして「探し続ける」為に永遠に無くなりません。
これが非常に厄介で、残った痛みを自分の中で大きくしてしまうのです。つまり、神経質になって痛みに対する閾値を下げてしまう訳です。
「一撃必殺」より「変化の積み重ね」が自然
業界の過当競争が生んだ最大の損失。
- 「1回」で10年来の痛みが消えた
- 10秒で長年の痛みが消えた
- そっと触れられただけで痛みが消えた
こんな「夢の様な」キャッチコピーが多くの院のHP上に溢れ、患者様が施術に「一撃必殺」の施術を求めるようになってしまいました。
過剰広告が生んだ
最大の誤解です
長年の積み重ねが一発でとれる事はそうありません。極めてレアなケースです。施術とは「小さな変化の積み重ね」によって大きな変化のうねりを生み出す「身体に優しい健康への道筋」です。
本当に健康を手にしたいと願うのであれば「身体に起こっている小さな変化」を感じ取る事に集中してください。
「からだの声を聴く」
これが本当の健康への第一歩なのです。