2.下肢の運動
1.股関節の運動
- ○屈曲
- 大腿直筋
- 縫工筋
- 腸腰筋
- ○伸展
- 大殿筋
- ハムストリングス
- ○内転
- 内転筋群
- ○外転
- 中・小殿筋
- ○内旋
- 中・小殿筋
- ○外旋
- 外旋筋群
- 伸展は靭帯による制限を受ける
- 屈曲より可動域が小さい
- 内旋専用筋はなく、外旋より弱い
2.膝関節の運動
- ○屈曲
- ○伸展
- 靭帯による制限がある
- ○屈曲
- ハムストリングス
- 腓腹筋
- 膝窩筋
- ○伸展
- 大腿四頭筋
- 【補助】大腿筋膜張筋と腸脛靭帯
- 大殿筋の緊張が大腿筋膜張筋と腸脛靭帯に伝わる。
- ○内旋
- 半腱様筋
- 半膜様筋
- 薄筋
- 縫工筋
- 膝窩筋(膝屈曲時のみ)
- ○外旋
- 大腿二頭筋
- 【補助】大腿筋膜張筋(膝屈曲時のみ)
- 膝屈曲時には膝の靭帯が緩む為、下腿の長軸を軸にした回旋運動が可能になる。
- 橋爪テクニックの根幹
3.足部の関節運動
- 下腿筋の運動
- 背屈・底屈
- 距腿関節
- 内果と外果を結んだ線を運動軸にする。
- 腱が運動軸の線より前なら背屈、後ろなら底屈となる。
- 内反・外反
- 足根間関節
- つま先と踵を結ぶ縦線が運動軸となる。
- 腱が軸の内側を通ると「内反」で外側を通ると「外反」となる。
- ○背屈+内反
- 前脛骨筋
- 長母指伸筋
- ○背屈+外反
- 第三腓骨筋
- 長指伸筋
- ○底屈+内反
- 下腿屈筋の深層筋
- 長指屈筋
- 長母指屈筋
- 後脛骨筋
- 下腿屈筋の深層筋
- ○底屈+外反
- 腓骨筋群
- ○底屈
- 下腿三頭筋
- 背屈・底屈
4.足指の運動
- 手指と異なり、母子に対立筋が無い。
- 内転・外転筋はある。
- 対立筋が無い為に足は物を掴む動作が困難
- 手指は内転・外転は第3指が中心になる。
- 足指は内転・外転は第2指が中心になる。