【最終更新日:2016/07/23】
解剖学45 【第10章:運動器系】 3.体幹:体幹の運動
2.体幹の運動
- 1.脊柱の運動
- 2.呼吸運動
- 1・胸郭の拡大・縮小
- 2.横隔膜の上下運動
- 3.腹壁の拡大・縮小(個人の解釈)
- 4.腹壁内臓の上下運動(個人の解釈)
1.体幹の前屈・後屈
- 胸部
- 動きは小さい
- 前:胸郭による制限を受ける
- 後:胸椎の棘突起の傾斜で制限を受ける。
- 腰部
- 動きは大きい
- 前:腹直筋が働く
- 後:脊柱起立筋が働く
2.体幹の側屈
- 胸部:動きは小さい
- 腰部:動きは大きい
- 側腹筋が働く
- 主に片側のみの収縮による
- 外腹斜筋
- 内腹斜筋
- 腹横筋
- 腰方形筋
- 脊柱起立筋の一部
3.体幹の回旋
- 胸部・腰部共に小さい。
- 脊柱全体の運動として現れる。
- 横突棘筋を中心にして起立筋、側腹筋が関与する。
- 側屈+回旋の動きになる。
4.呼吸運動
- 吸気
- 1.外肋間筋による肋骨の挙上
- 2.横隔膜の下方への収縮で起きる
- ※深呼吸時には下記の補助筋も加わる。
- 呼気
- 1.吸気筋の弛緩と内肋間筋による肋骨の下降
- 2.腹壁筋の収縮による横隔膜の挙上
- 【備考】
- 肩甲骨の軸は肩鎖関節を中心に回旋する。
- 鎖骨の運動で肩の位置が決まる。