【】
解剖学34 【第10章:運動器系】 1.総論:骨格系
- 運動は「骨格筋」と「骨格」の共同作業による。
- 200の骨と680個の筋肉からなる。
1.骨格系
- 骨格系とは
- 赤色骨髄組織を胸部・骨盤の中に収める。
- 骨質にはリン酸カルシウムを含む
- 血中のリン酸・カルシウムの濃度を調整する。
- リン・カルシウムの貯水池
1.骨の形状について
1.長骨
2.短骨
3.扁平骨
4.含気骨
【備考:ヒトの身体の特徴】
- 長距離歩行・走行に適した下肢と直立姿勢を持つ。
- 母指が4指と対立する。
2.骨の連結
- 舌骨を除き、全ての骨は他の骨と連結され、骨格を構成する。
- 2つの骨が骨質で完全に結合される「骨結合」は唯一可動性が見られない。
1.繊維性の連結
1.靭帯結合
- 強力な繊維性結合組織で結合される
- 幅広く膜状となる場合は「骨間膜」と呼ぶ
2.縫合:頭蓋骨の間の結合
3.釘植:歯根骨
2.軟骨性の連結
1.軟骨結合
- ガラス軟骨からなる
- 成長期には骨端に「骨端軟骨(軟骨結合)」が見られる。
2.繊維軟骨結合
3.滑膜性の連結
- 一般に関節と呼ばれる連結。
- 2つの骨が滑膜、骨膜で繋がっている。
- 連結部は滑液で満たされている「関節腔」ができる。
3.関節の種類
1.球関節
- 肩関節
- 股関節
- 関節窩には関節唇が縁取り、関節の深さを増す。
- 多軸関節
2.蝶番関節
3.ラセン関節
4.車軸関節
5.楕円関節
6.顆状関節
7.鞍関節