6.小腸
- 胃に続く器官
- 右下腹部で大腸へ移動する。
- 十二指腸・回腸・空腸の三つから構成される。
- 十二指腸は腹腔後壁に癒着する。
- 移動性が乏しい
- 回腸と空腸は間膜を持ち、移動性がある。
1.十二指腸
- 胃、幽門に続く器官
- 指を十二本並べた長さ
- C字型に弯曲し、膵臓の頭部を囲む
- 後腹壁に癒着(固定)
- 中に膵管と総胆管の合流した管が開く
2.空腸と回腸
- L2左側で空腸へ移行する
- 空腸・回腸に明確な境界は無い。
- 空腸は左上腹、回腸は右下腹部
- 腸間膜を持ち、腹膜に覆われる。
- 腹膜=腸間膜
- 腸を覆う腹膜が合流して腸間膜となり、後腹壁へ。
- 後腹壁で再び二分し腹膜を包む
- 壁側腹膜へ。
- 後腹壁で再び二分し腹膜を包む
3.小腸の組織構造と機能
1.粘膜
- VAで強化
- 栄養は毛細血管へ回収される
- 脂肪等はリンパ管へ
2.粘膜固有層
- リンパ小節が散在する
- 小腸の粘膜上皮上
3.筋層
スルー
7.大腸
- 小腸に続く消化管
- 盲腸-結腸-直腸から構成される。
1.盲腸
2.結腸
上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸から構成される。
- 上行結腸
- 腹壁に埋まる:移動性は無い。
- 横行結腸:肝臓から左へ始まる。
- 腸間膜を持つ:移動性がある。
- 下行結腸:脾臓から下へ始まる。
- 腹壁に埋まる:移動性は無い。
- S状結腸:左腸骨窩から仙骨へ向かう
- 腸間膜を持つ。移動性がある。
3.直腸
- 直腸は大腸の終わり
- S状が仙骨前面に達すると直腸になる。
- 鼻骨の前で90度屈曲。下降方向へ。
- 開口部を肛門という
4.大腸組織の構造と機能
1.粘膜
- 大腸には腸絨毛が無い。
- 腸腺は粘液分泌が主で消化液の分泌は無い。
- 大腸での消化は無く、水分の吸収がメイン
2.筋層
- 大腸の筋層は内外二層
- S状には食後、12h~15hで到着
- 胃から小腸が約6時間。
- 小腸から大腸も約6時間
- 胃から小腸が約6時間。
- 24h~72hで排出
- 3日の断食で完全に空になる。
- 胃に物が入ると、大腸が物を一気に排出しようと大蠕動を起こす。
- 胃大腸反射