「症状」とヘルニアを切り離す。
椎間板ヘルニアと診断をされた方の最初の仕事。
それは「今ある自覚症状」と「椎間板ヘルニア」を切り離す事です。
私もそうだったのですが、まず最初に「自覚症状」がやってきます。
- 「激しい腰痛」
- 「ビリビリしたお尻に走る突っ張った感じ」
- 「太腿の裏側に走る電気」
- 「ピーンと突っ張る何か」
これらの「日常には無かった症状」を実感して、更には自力ではどうにも症状の改善は難しい・・・と実感して初めて病院へと足を運ばれるはずです。
そして、診断を受ける訳です。
- 「坐骨神経痛」
- 「椎間板ヘルニア」
- 「椎間板症」
- 「変形性椎間板症」
- 「腰椎症」
等など。
自覚症状の後に診断が来るわけですから、誰もが思います。
「この症状の原因はこの診断なんだ」
この感覚をまずは捨てなくてはいけません。
症状との長い付き合いの原因は正にこれです。
自覚症状が確かにあり、診断されたものが確かにある。
それでも、両者は「=」では結びつかないのです。
「可能性は確かにある」
ただし、決定的な確証はまだ現時点ではない。
これが実際のところなのです。
ですから、椎間板ヘルニアと診断をされ、悩まれている皆さん。
ヘルニアは確かにある。その腰に確かにある。
でも、椎間板ヘルニアが必ずしも 「自覚症状」 をつれてくるものではない。
この聞いた事もない事実があることも知るべきだ。
自分で自分を追い込んでしまえば、治るものも治らなくなるんです。
可能性を整理し、確かな原因を絞り込んでいきましょう。