6.リンパ系
- 全身の組織を構成する細胞と細胞の間は「組織液」で満ちている。
- 組織液は主として毛細血管から血液の血漿が染み出したもの。
- 組織液は「毛細血管」「リンパ管」に回収される。
- リンパに流入しやすいのは分子の大きなもの。
- タンパク質
- 脂質
- がん細胞
- リンパ管の回収能力を超えた組織液が貯留すると「水腫」となり、水腫が皮下で起こると「浮腫」と呼ばれる。
1.リンパ系の全体像
- 毛細リンパ管
- 組織液が最初に流れ込む管。
- 先端が閉じられた盲端。
- リンパ体操では盲端を開く為に、「触れる程度」の刺激で3秒かけてゆっくり摩る?
- 静脈同様に平滑筋が発達していない。
- 逆流防止弁と筋ポンプで流れる。
2.リンパ管の走行
スルー
3.全身のリンパ本幹
リンパ節だけチェックで後はスルー
4.リンパ系の器官
- リンパ系器官
- リンパ節
- リンパ小節
- 脾臓
- 胸腺
1.リンパ節
- 抗原刺激を受け、リンパを作る。
- 主にBリンパが作られる
- Bリンパは抗体を産生し、体液中に放出する
- 液性免疫
- 主にBリンパが作られる
- リンパ洞
- Tリンパが作られる
- 食作用が主な細胞性免疫
- Tリンパが作られる
- リンパ球の防衛力が不足しているとリンパ節が炎症を起こす。
- 異物との綱引きに負ける。
- リンパ節
- 独立した器官
- リンパ小節
- 臓器の内部組織
- リンパ節、内臓の内部にある。
- 消化器の粘膜などにも。
2.脾臓
- 最大のリンパ組織塊
- 内部に血液を貯留する
- 暗赤色
- 大食細胞が赤血球を壊し、ヘモグロビンを分解、ビリルビンとなる
- 脾静脈を経由して門脈へと注ぎ、肝臓に送られる。
- 肝臓でビリルビンは胆汁の材料となる。
- 脾静脈を経由して門脈へと注ぎ、肝臓に送られる。
3.胸腺
- 第一次リンパ性器官
- 他のリンパ系組織に先駆けて発生する
- 始まりのリンパ器官
- 他のリンパ系組織に先駆けて発生する
- Tリンパを作る。
- Tとは胸腺のT(Thymus)を意味する。
- つまりTリンパとは胸腺由来のリンパという意味
- Tリンパは食作用が主。
- 細胞性免疫のリンパ
- 抗原刺激に対するTリンパの反応
- ①Tリンパ本体による捕食作用
- ②Bリンパの増生、抗体産生を促す
- Tリンパは免疫の司令塔
- Tとは胸腺のT(Thymus)を意味する。