2.白血球
1.白血球の種類について
- 顆粒球(65%)
- 好中球(最も多い)
- 好酸球()
- 好塩基球()
- リンパ球(30%)
- 単球(5%)
2.白血球の役割
- 食作用、抗体産生などの生体防御反応
- マクロファージとは単球が組織中へと移動したものを指す。
- 好中球は炎症の初期に
- 単球は炎症の慢性期に
- 膿とは細菌を取り込んで死んだ白血球の集合体
- 喉には痰の状態で白血球が対細菌・ウィルス用のネットを敷いている。
- 通常は嚥下作用で飲み込まれるので痰の存在を意識すらしない。
- 風邪の場合は痰が巨大化し、違和感を生じる。
- リンパ球は免疫をつかさどる
- 主にT細胞とB細胞に区別される。
- T細胞は病原体を直接攻撃する。
- B細胞は形質細胞化し、抗体産生を行う。実際の攻撃は抗体が行う形。
- 主にT細胞とB細胞に区別される。
3.新生と寿命
老化した白血球は脾臓で破壊される。
3.血小板
1.機能
- 止血作用:損傷した血管壁へ凝集する。
- 1.損傷血管の収縮
- 2.血小板血栓による一時止血
- 3.血液凝固
- 減少すると出血傾向へ
- 血液サラサラの薬の副作用
- 増加すると血栓傾向へ
- 血栓は悪者ではない。本来の役割を持ったもの。
2.新生と寿命
老化した血小板は脾臓で破壊される。つまり血球成分は基本的に脾臓で破壊される。
4.血漿
1.成分と機能
- 血漿は90%が水。その中に「糖」「タンパク質」「無機質」が溶けている。
- 水
- 運搬係。必要なものを届け、不要なものを回収する。
- 電解質
- NA⁺/K⁺/Ca⁺/Mg⁺/Cl⁻/HCO₃⁻
- タンパク質
- 水
- 血液中の老廃物
- タンパク質からの尿素
- クレアチンからのクレアチニン
- 核酸からの尿酸
2.緩衝作用
- 血液のPHは7.4の弱アルカリ
- 多くの食品は代謝分解で酸性物質のH⁺を生む。
- 血液は常に酸性に傾き易い。というか常に酸性側に針が振れている。
- 体内の酸性物質はHCO₃⁻(重炭酸イオン)と反応し中和される。
- CO2は肺から、H⁺は腎臓から排出される。
3.重炭酸干渉系
- CO2+H2O⇄H2CO3(炭酸:弱酸性)
- 弱酸性の炭酸もCO2とH20に分解される
- CO2は肺から排出。
- H⁺+HCO3⁻⇄H2CO3
- H⁺は速やかに弱酸性の炭酸へ中和
- 他の干渉系
- リン酸干渉系
- 血漿タンパク干渉系
- ヘモグロビン干渉系