【最終更新日:2016/05/05】

単語索引

このページについて

このページは院長が日々の研究・勉強の中で調べた語句の意味をそのまま備忘録的に残しているものです。

 

 

あ行

○アマルガム

アマルガム修復(しゅうふく)とは、歯の修復に際して、修復材料にアマルガムを用いる修復法。近年日本では水銀の害の問題が大きいためあまり使用されていないが、安価であることから使用している国は多い。

参考:http://ur0.pw/rTd6

院長が小学校時代に初めて虫歯治療をした際の処置が正にこれでした。

○イオンチャネル

参考:http://qq3q.biz/tzkP

細胞の生体膜にある膜貫通タンパク質の一種。受動的にイオンを透過させるタンパク質の総称。細胞でのイオンの流出入、神経細胞など電気的興奮性細胞での活動電位の発生、感覚細胞での受容器電位の発生などに関与する。

○イオンポンプ

参考:http://qq3q.biz/tzkP

ATPを利用し、エネルギーによってイオンを「能動的」に輸送するタンパク質。

エネルギーを使う事によって、イオンの濃度勾配に逆らった輸送が可能となる。

○壊死

壊死(えし)またはネクローシス(Necrosis)とは、生物の組織の一部分が死んでいく様、または死んだ細胞の痕跡のことである。

いずれの場合も細胞膜が破綻して内容物が流出し、元の細胞中の消化酵素やサイトカインなどが炎症発生因子となって周囲細胞に重篤な影響を及ぼしていく。

これが組織学な進行性の機能異常を認める壊死の主要因であることが多い。

通常の死とは違い、体の一部分を構成する細胞だけが死滅する。感染、物理的破壊、化学的損傷、血流の減少などが原因となる。血流減少によるものを特に梗塞と呼ぶ。

細胞の死ではあっても、血球、皮膚、消化管の粘膜上皮のように正常な細胞、組織が次々に補充され機能的な障害、組織学的な異常を残さないものは壊死と呼ばない。

壊死した組織は、生体の免疫系によって最終的には取り除かれ、欠損部分の一部が元の組織が再生したり線維化したりすることで補われる。

壊死した部分は正常に機能しないため、その分臓器の機能低下がもたらされる。また、消化管や心臓のような管状、袋状の組織が壊死すると、穿孔する可能性がある。

特に神経細胞や心筋のように再生しない組織が壊死すると、その部分の機能は失われる。

例えば大脳左半球の運動領やその下行路が壊死すると、右の片麻痺(右半身の運動麻痺)が起る。心筋の場合は、ポンプ力が減少し、更に線維化した後にも刺激伝導上の問題が起り、不整脈の原因になることがある。

ペースメーカーに障害が及べば、急性期の不整脈を乗り切っても人工ペースメーカーが必要になる可能性がある。

血液の再還流時に壊死した組織から放出される代謝産物が別の障害をもたらす可能性がある(クラッシュ症候群)。

参考:壊死

 

○M細胞

M細胞(えむさいぼう)または小襞細胞(英:microfold cell, M cell)とは、パイエル板を覆う濾胞被蓋上皮の吸収上皮細胞間に散在する細胞である。膜状の微絨毛を有する。M細胞において細菌やウイルスの取り込みが観察されていることから、M細胞は消化管の免疫に関与していると考えられている。なお、赤痢菌は、このM細胞に侵入することが知られている。

参考:M細胞

 

か行

○潰瘍

皮膚や粘膜や眼球(角膜や結膜)などを覆う上皮組織、即ち被覆上皮が欠損しその下層の組織に至った状態。

「潰瘍」より軽度の被覆上皮損傷で、肉眼的には上皮が欠損しているが顕微鏡的に上皮粘膜内に留まり、その下層に至らないものは糜爛(びらん、英erosion)と称される。

参考:潰瘍

 

○感冒・風邪

種々の原因でおこる呼吸器系の炎症の総称

風邪とは、主にウイルスの感染によって上気道(鼻腔や咽頭等)が炎症性の疾病に掛かった状態のことであり、咳嗽、咽頭痛、鼻汁、鼻づまりなど局部症状(カタル症状)、および発熱、倦怠感、頭痛などの全身症状が出現した状態のことである。

鼻汁は通常、風邪の初期はさらさらとした水様で、徐々に粘々とした膿性に変化する。

医学的な定義は文献によって異なっている。

多くの場合、単に風邪と言えば急性上気道炎(普通感冒)を指し、それ以外を風邪と呼ぶことは少ない。西洋医学的には「風邪症候群」と呼ぶことが多い。

俗称として、消化管のウイルス感染によって嘔吐、下痢、腹痛などの腹部症状と上記全身症状を来した状態を、「感冒性胃腸炎」「お腹の風邪」(もしくは胃腸かぜ、一部地方では腸感冒)と呼ぶこともある。

 

○感染

感染(かんせん、英: infection)とは、生物の体内もしくは表面に、より体積の小さい微生物等の病原体が寄生し、増殖するようになる事[1]。また、侵入等のその過程[2]。 それによっておこる疾患を感染症という。

※増殖はするが免疫と拮抗している「保菌」「定着」の状態を指すと解釈をすべきか?

●病原体の生体への定着・寄生

宿主はその病原体を排除しようと試みるが、その排除が働かないまたは追いつかなくて定着が持続する。または、宿主が故意に排除せず、宿主と寄生体の共存状態になる。この時点の状態を「寄生」という。宿主と寄生体の関係は宿主=寄生体として成立している。臨床医学的には、この時点を保菌(いずれも英:colonization)と呼んでいる。

●生体での微生物の増殖

宿主と寄生体の共存が崩れ、力関係は宿主<寄生体となる。宿主はその微生物を排除・増殖しようと試みたりするものの、抑えることができなくなった状態である

●生体での発症

病原体による感染が成立、すなわち生体内で安定な増殖を起こしても、必ずしも発病するとは限らない[8]。増殖した微生物のうち宿主にとって病原性(英:virulence)のあるものとないものに分かれており、病原性のあるものによって発症する。発症は宿主と寄生体側の両方の作用によって宿主に何らかの病状をもたらした場合をいう。

●発症の二つのプロセス
  1. 生体の免疫能力が不十分であり、寄生体が宿主の組織を破壊したり、宿主の機能に障害を与える。
  2. 宿主が寄生体の増殖を抑えたり寄生体を排除する仕組み(一般には免疫と呼ばれている)によって、宿主に何らかの病状をもたらす。

参考:感染

 

 

○梗塞

梗塞(こうそく)とは、終動脈、終静脈が閉塞し、血管の支配領域で虚血が起こり、血液が流れにくくなって、酸素や栄養が十分に行き届かず、酸欠に陥った部分の細胞組織が壊死する限局性壊死の状態(多くは凝固壊死)。一般的に静脈より動脈が虚血性壊死を起こしやすい。

参考:梗塞

 

○抗体

抗体(こうたい、: antibody)とは、リンパ球のうちB細胞の産生する糖タンパク分子で、特定のタンパク質などの分子(抗原)を認識して結合する働きをもつ。抗体は主に血液中や体液中に存在し、例えば、体内に侵入してきた細菌ウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合する。抗体が抗原へ結合すると、その抗原と抗体の複合体を白血球マクロファージといった食細胞が認識・貪食して体内から除去するように働いたり、リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こしたりする。これらの働きを通じて、脊椎動物の感染防御機構において重要な役割を担っている(無脊椎動物は抗体を産生しない)。一種類のB細胞は一種類の抗体しか作れず、また一種類の抗体は一種類の抗原しか認識できないため、ヒト体内では数百万〜数億種類といった単位のB細胞がそれぞれ異なる抗体を作り出し、あらゆる抗原に対処しようとしている。

「抗体」という名は抗原に結合するという機能を重視した名称で、物質としては免疫グロブリン(めんえき-、immunoglobulin)と呼ばれる。「Ig(アイジー)」と略される。すべての抗体は免疫グロブリンであり、血漿中のγ(ガンマ)グロブリンにあたる。

参考:抗体

 

 

さ行

○サルコペニア

○腫瘍

腫瘍(しゅよう、Tumor)とは、組織、細胞が生体内の制御に反して自律的に過剰に増殖することによってできる組織塊のこと。
自律的な増殖をするようになった細胞の集団」を意味する。異常な細胞増殖であっても、他律的に起こるものは過形成として区別される。
腫瘍細胞は、環境さえ許せば(例えば人工的な培地で培養されるなど)無限に増殖する能力を持つ、不死化した細胞である。

参考:腫瘍

 

○スプーンエキスカ

spoon-excavator

参考:http://ur0.pw/rTcX

歯科医師が使う器具。虫歯などによって軟化した象牙質を「手作業」で削り取る為の器具で軟化部を正確に取り除くためには必要とのこと。

ドリル等の回転器具を使うと余りに強力過ぎる為に「軟化部と正常部の境界が曖昧になる」というデメリットがあるが、スプーンエキスカを使用する場合は手作業で時間はかかるが、正確な範囲のみを取り除く事が可能となる。

○穿孔

消化管,尿管,心,血管,気管,気管支などの管腔臓器の壁に全層性の穴が開くこと,あるいは開いた状態をいう。

参考:穿孔

 

○潜伏期間

潜伏期間(せんぷくきかん)とは、病原体に感染してから、体に症状が出るまでの期間のこと。

参考:潜伏期間

 

な行

○内分泌

細胞間の情報伝達。ホルモンは情報そのもの。標的細胞(レセプター)に結合して初めて情報が解凍・実行に移される。

 

 

は行

○パイエル板

パイエル板(パイエルばん、Peyer’s patch)とは、空腸や回腸において、腸間膜の反対側の所々に存在する、絨毛が未発達な領域のことである。哺乳類の免疫器官の1つ。

参考:パイエル板

 

○腫れ(腫脹)

炎症や腫瘍(しゆよう)が原因で身体の一部がはれること。はれ。

参考:腫れ

 

○日和見感染

※二次感染は日和見感染である場合が多い。

動物の免疫力が低下すると、通常であればその免疫力によって増殖が抑えられている病原性の低い常在細菌が増殖し、その結果として病気を引き起こすことがある。すなわち日和見感染とは、宿主と病原体との間で保たれていたバランスが宿主側の抵抗力低下により崩れ、宿主の発病につながるものである。

参考:日和見感染

 

○腹直筋鞘

腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋の側腹筋群の腱及び腱膜が腹直筋を鞘状に包み込んだもの。前葉と後葉の2つに分かれるが、腹直筋の高さによってその構成要素は異なる。

参考:腹直筋鞘

 

 

ま行

○マイオカイン

筋肉からの分泌。

 

○メタボリックシンドローム

 

○免疫

端的にいうと「自己と非自己の識別システム」。非自己を排除しようとする働き全般。

 

○免疫グロブリン

抗体(こうたい、英: antibody)とは、リンパ球のうちB細胞の産生する糖タンパク分子で、特定のタンパク質などの分子(抗原)を認識して結合する働きをもつ。抗体は主に血液中や体液中に存在し、例えば、体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合する。抗体が抗原へ結合すると、その抗原と抗体の複合体を白血球やマクロファージといった食細胞が認識・貪食して体内から除去するように働いたり、リンパ球などの免疫細胞が結合して免疫反応を引き起こしたりする。これらの働きを通じて、脊椎動物の感染防御機構において重要な役割を担っている(無脊椎動物は抗体を産生しない)。一種類のB細胞は一種類の抗体しか作れず、また一種類の抗体は一種類の抗原しか認識できないため、ヒト体内では数百万〜数億種類といった単位のB細胞がそれぞれ異なる抗体を作り出し、あらゆる抗原に対処しようとしている。

「抗体」という名は抗原に結合するという機能を重視した名称で、物質としては免疫グロブリン(めんえき-、immunoglobulin)と呼ばれる。「Ig(アイジー)」と略される。すべての抗体は免疫グロブリンであり、血漿中のγ(ガンマ)グロブリンにあたる。

参考:免疫グロブリン

 

ら行

○流感

流行性感冒の略。

参考:流感

 

○ロコモティブシンドローム

ああああ

 

○肋骨弓

第7から第10肋骨の前部が連結してできる弓状の部分。

参考:肋骨弓

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