道は最初からある
地図だって最初からある
最初から「自分次第」なのだ
院長から皆さんへ
最後に、ヘルニア患者だった私が辿り着いた答えをお伝えします。
「元寝たきり患者」から「今、悩んでいる人」へのメッセージです。
5つの要点を大切に
- 「信頼」を履き違えない様に
- 身体の仕組みを学ぼう
- 具体的な言葉で理解しよう
- 自分にできる事を常に探そう
- 健康に素人も専門家もない
これが全てです。
1.「信頼」を履き違えない様に
日本人は「専門家」に頭が上がりません。「お医者様=正しい」が未だに根強いのです。これを「父性の原則」と言います。
- 専門家の言葉に間違いはない
- 専門家の言葉に従えばいい
- 素人の自分が口出しすべきではない
こういった気持ちを持ち、専門家に絶対の信頼を寄せて従う患者様が後を絶ちません。
大きな間違いです
絶対の信頼を寄せるべきは「その人」であって「資格」ではありません。なのに多くの患者様は「資格」に対して絶対的な信頼を寄せがちです。
資格は「信頼の担保」にはなりません。国家資格であってもそれは同じです。必ず「この人は信頼できる」という先生を見つけ出し、健康を託しましょう。
2.カラダの仕組みを理解しておく事
「健康」への意識・関心は高いものの「カラダ」については専門家任せ。
それが今の日本です
セルフケアが基本の国際社会から見ると「おたくら、何やってるの?」と思われています。他ならぬ自分の身体です。健康に責任を持つ為にも自分のカラダはある程度理解しておきましょう。
「生涯、専門家任せ」の患者生活だけは避けるべきです。
健康は自分で守るべきです
3.自分の「健康観」を持とう
患者様に「健康とは何ですか?」と問いかけると答えに詰まる方が多いです。
この「健康」の例にとどまらず「何となく使っているものの、自分の言葉では説明できない」という言葉は多いです。
これは「実はわかっていない」という事。
自分の「健康観」を
持つ事が大切です
自分の言葉で説明できない「健康」には何の意味もありません。ただ言葉を発しているだけです。自分の中で「健康とはこういうもの」という定義を作りましょう。それが目的地となります。
この定義が固まらない限りは目的地の無い旅となり、終わりは来ません。
ゴールが無いと
彷徨い続けます
ですので、自分の言葉で目指す「目的地=ゴール」を作りましょう
4.自分にできる事を常に探す
健康は院内より院外で
手に入る事が多い
これは大前提です。絶対に忘れないでください。
基本的に治療院で行う施術は「マイナスを0まで戻す」という点に優れます。
ですが、その先の「戻した状態を維持する」「より良いプラスを目指す」のは「院外での日常」が全てです。施術家が介入できない部分となります。
患者様自身が日常の中で「自分にできる事」を見つけて取り組んでいく。これに勝る治療は存在しません。
自分で判断し、行動し、日常を通して身体を整えていく。
これが患者の理想形であり
誰でも辿り着ける場所です
是非、皆さんも辿り着いて下さい。
5.健康に素人も専門家もない
主役は自分である
最後まで自分の身体と仲良く過ごす。それは「QOL」を高く維持する事であり「健康寿命」を長く維持する事を意味します。
これは「専門家」が必ずしも必要ではありません。誰でも積み上げる事ができます。これは本当です。
- 「自分は素人だから」
- 「専門家に任せないと」
この考えは「QOL」を自分でコントロールする上で障害になります。専門家は依存するのではなくパートナーとして活用しましょう。
主役は常にあなたです
自分で自分の健康の舵を取る。わからない事があれば専門家に聞く。自分に欠けているものを補う役割として私達手技療法家を活用してください。
その先に最高の人生が待っています。
健康へのドアは常にあなたの前で開いているのです。