患者様との関わり方
当院の特徴の一つに「患者様との関わり方」があります。
業界には「こういうもの」という一般的な「型」があるのですが、当院は少し特殊な関わり方となっています。
それが1日6人までしか予約を受けられない理由の1つです。
一般的な院の場合
一般的な院の場合は、患者様と向き合う時間は「予約時間」のみです。これが業界標準となっています。
いわゆる「来たときに向き合う」というものです。
ですので、初診時のみ時間が長めに取られており、検査が行われます。そして、その時の検査結果に基づいて施術計画書が作られ、そこからの施術はその計画書に沿って進められていく流れです。
だから、2回目以降は短く検査も少な目です。施術者も各患者様とは予約時間のみ向き合う形なので、「その時、その場の施術」に集中をする事ができます。
カルテを見直すのは基本的に予約時間の直前か、予約時間の始めとなります。「前回はここまでやったから、今日はここだな」という確認です。
1日に10人以上の予約枠がある院は基本的にこのタイプで、施術時間が短めで通院回数が週1~2回と少し多めの設定になっているケースが多いです。
俊カイロの場合
当院の場合は「次回予約までの間」に過去のカルテを必ず見直します。
- 施術でどの様な変化が生まれたのか?
- 新たに出てきた問題は何か?
- 最善な施術ルートは何処か?
施術を通して患者様の身体はどんどん変化を起こします。初診時の計画書が適切なものではなくなる事の方が多いです。ですので、「最後の施術カルテ」を基準にして常に施術計画書は修正されていきます。この再検討を次回予約までの間に常に行います。
- 施術を重ねた身体の変化
- 患者様の宿題への取り組み方
- 新たに提供された情報
こういった以前には見えなかった部分を加えて再検討を行うのです。
ですので、施術時間外で患者様と向き合う時間がとても多くなってしまいます。
私は聖徳太子ではありませんので、1度に抱え込める情報量には限界があります。だから1日6人の枠が限界なのです。
1人1人の患者様と正面から向き合う事。それは絶対に譲れません。私が向き合うべきは「症状」でも「原因」でもなく「患者様自身」なのですから。
当院の関わり方は欧米式です
一般的な院は病院と対応の本質は変わらない
日本の医療は基本的に「問診」を通して「診断」し、その診断に対する「治療法」を矢継ぎ早に提供します。
実は一般的な手技療法の院もそれに近いところが多いです。
- 患者様の自覚症状を確認する
- 検査を通して判断をする
- 「自覚症状」に対して働きかける
やっている事自体は病院と余り変わりません。ただ、比較対象が5分診察なので「病院に比べるとしっかりしてくれる」と感じるだけです。なので、患者様の自覚症状に対してのみアプローチをするという点では何も変わっていないのです。
俊カイロは欧米型クリニックに近い関わり方
そこで、当院は欧米のクリニックに近い関わり方をしています。
- 患者様と施術者の信頼関係を大切にする
- 自分自身を振り返ってもらう
- パートナーとして患者様に寄り添っていく
これが当院の形です。
「ここが悪いから矯正するね」という一方通行のものではなく「どうしてこうなったのかな?」と一緒にその原因を探っていきます。
来院のきっかけとなった「自覚症状」を「自分の身体を見つめなおすきっかけ」として捉えてもらい、より高いレベルの健康を手にしてもらいたいのです。
薬と手技が置き換わっただけでは何も変わらない
今の手技療法の業界に起こっているのは「薬が手に置き換わっただけ」の状態です。
- 身体がおかしくなった
- あの先生に任せておけば大丈夫
- 後は任せておこう
これでは「薬」が「手」に置き換わっただけで、医療関係者と患者の関係性に変化は生まれていません。それでは「悪くなったら行けばいい」という再発ループに陥るだけです。
患者様が生き生きとした人生を送る手助けを
当院は患者様自身がより生き生きと人生を楽しめる様に「健康を管理できる」お手伝いをしています。
それには患者様自身が自分自身を振り返り、身体を理解して向き合うことが大切です。
当院は「施術でからだを楽にする」事だけでなく、「からだと会話できる様になる」事にも力を入れています。