>>【最新】自分の足でスタスタ歩こう。千里丘で脊柱管狭窄症を克服する
脊柱管狭窄症はとにかく診断数が増えています。(殆ど腰部)
脊柱管狭窄症とは「脊柱が狭くなった状態=狭窄した状態」そのまんまです。
脊柱管狭窄症をまなぼう
最近、明らかに増えている脊柱管狭窄症の診断ですが、まずは脊柱管狭窄症を学びましょう。
当院に来院された方の殆どが「脊柱管狭窄症」という診断以上の事を知りませんでした。早期回復を望む場合は必ず理解しておくべき点です。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず
これは健康に関しても当てはまります。
疾患を理解するという事は罹患している自分自身の身体を知るという事でもあるのです。
脊柱管狭窄症という言葉を分解しよう
疾患を理解するには診断名を分解するのが一番早いです。ですので早速していきましょう。
脊柱管狭窄症は3つに分解できます。
- 脊柱管:脊髄が通るトンネルの事。
- 狭窄:狭くなるという事
- 症:引き起こされる症状の事
つまり「脊柱管狭窄症」という疾患は「脊柱が狭くなった事が原因で起こる症状全般」を指す訳です。
頚肩腕症候群や胸郭出口症候群といった診断名と同じ部類に入ります。
「間欠跛行」は代表的な症状に過ぎない
脊柱管狭窄症といえば「間欠跛行」が代表的な症状となります。
暫く歩くと背中が引き攣るような痛み、痺れに襲われて歩けなくなります。でも暫く腰を丸めて休んでいると痛みが引いていく。
治ったと思って再び歩き出すとやっぱり徐々に痛みや痺れが帰ってくる。
この繰り返しが間欠跛行です。早い話が歩行障害ですね。
これは「脊柱管狭窄」によって起こされている症状の1つです。
この間欠跛行は原因説が色々ありまして
- 狭窄部位で神経が圧迫される
- 狭窄部位で血流障害によって筋肉が血液不足になっている
- 狭窄部位で血流障害によって神経が血液不足になっている
- 狭窄部位の血流障害によって筋肉・神経共に血液不足になっている
「これだ!これに間違いない!」という原因は永遠に未解明でしょう。そもそも確かめようが無いんです。人によって異なりますから。
とにかく「間欠跛行」は脊柱管狭窄症の1つの症状であり、他にも脊柱管狭窄で起こる症状はあるかもしれないという事だけは覚えておいてください。
とにかく「脊柱管が狭くなった事が原因で何かが起こったら脊柱管狭窄症だ」という事です。
高齢者の女性に多い
製薬会社の調査(対象は国内患者40歳以上)によると脊柱管狭窄症の特徴は以下の通りだったそうです。
- 国内患者数は240万人
- 罹患者の70%は70歳以上
- 女性患者は男性の2倍
現時点では恒例の女性に多い疾患となっています。
脊柱管はどうして狭くなる?
脊柱管狭窄症は脊柱管狭窄が起こって初めて発症するものです。
ではどうして脊柱管狭窄が起こるのか?
原因となるものは色々あります。
- 腰椎すべり症で脊柱管狭窄が起こる
- 椎間板ヘルニアで脊柱管狭窄が起こる
- 脊椎圧迫骨折で脊柱管狭窄が起こる
- 骨棘形成などの荷重変化で脊柱管狭窄が起こる
考えられる原因を書きだすと色々と出てくるのですが、いずれの場合も基本的には「重心のセットポイントが崩れた」事によるものです。
本来の重心位置なら脊柱管は綺麗に通る
脊柱管は24個の小さな骨が連なっている「トンネル」です。
その中を脊髄中枢神経が通過して頭からお尻まで中枢神経が通っています。本当に人間の身体は精密ですね。
話を戻しますが、重心位置が正中線上にある場合はこの脊柱管は綺麗なトンネルの形状をキープしています。
トンネルの形状が歪になるのは1本1本の椎骨にかかる荷重がズレ始めた時なのです。
いわゆる「姿勢の歪み」です
姿勢の歪みは椎骨の歪みを生む
姿勢が歪むという事は重心点が前後左右いずれかにズレるという事。ズレるという事はそこに体重と重力が掛かっていく事。
そうなると「落ちる側」と「引っ張る側」が生まれてしまい、身体には「過剰な力の綱引き」が起こります。
ヤジロベーが片側に傾いている状態です。
椎骨でいうなら左側は下に引っ張り込まれており、右側はそれを防ごうと引き上げる力が掛かっています。
この時点で椎骨には歪みの張力が掛かり続ける為に脊柱管が歪になっていきます。
脊柱管が狭窄を起こすのは大なり小なりこういった重心のズレがきっかけとなります。
とにかく「重心位置のズレ」が脊柱管狭窄を起こすという事だけは覚えておいてください。
改善させる為のヒントはまさにそこにあるのです。
余談:胸部脊柱管狭窄症は稀
脊柱管狭窄症は主に腰部に関しての診断が多く、胸部の脊柱管狭窄症は診断される事は非常に稀です。
ですが、決して無い訳ではなく診断されていないだけです。
主な胸椎部脊柱管狭窄症の原因について
胸部に脊柱管狭窄症が起こる理由は以下の通りです
- 後縦靭帯骨化症
- 黄色靭帯骨化症
- その他脊椎症
診断数自体は稀な胸部脊柱管狭窄症ですが、その原因となるものは日常に溢れている為に「隠れ胸部脊柱管狭窄症が多い」とする医学者もいるようですね。