【最終更新日:2017/08/25】

3.脚の付け根に違和感を感じる

3.脚の付け根に違和感を感じる

脚の付け根が何か変。でもビリビリもピリピリもない。何だかだるさの様な倦怠感のような独特の何とも言えない「重さ」の様なものを感じる。

そんな「何かが変だけど、その何かが良くわからない」という程度の軽い違和感は始まりの予兆であることが多いです。

「違和感があるが正確に表現する事ができない」

この感覚は「今までにない経験をしているから」起こっているものだと考えてください。恐らく神経痛症状を初めて経験している瞬間です。

身体も脳も何かが起こっている事を理解はしているのですが、過去にその経験が無い為に適切な表現手段を持っていないのです。だから戸惑ってしまいます。

1週間の様子見で変化を見る事

こういった初めての経験に対してすべきことは「見守る事」です。その違和感がどのように変化していくのかを見守ってください。

  1. 症状が日毎に軽くなる
  2. 症状が日毎に強くなってきた
  3. 症状が日毎に全く変わらない

「1」の場合は全く気にする必要は無いでしょう。神経痛であっても回復に向かっています。問題は「2」「3」です。この二つの場合は要注意となります。

症状が日毎に重くなる場合

これは症状が悪化している事を示しています。恐らく股関節の圧迫が強くなっているのでしょう。症状と圧迫度合いが比例して変化しています。

股関節に何かしらの異常が起き、圧迫を開放する事ができずにどんどん度合いが強くなっている状態だと考えられます。

多くの場合、重心位置が痛みの強い股関節側にどんどん傾いている状態ですので重心位置の修正が必要となります。

症状が日毎全く変わらない

症状が全く変わらない。無くならないし悪くもならないけどしっかり残っている。

これは股関節の重心位置がズレている為に特定の条件が揃った時に神経痛が生じている可能性が高いです。

この場合「症状が出てくる条件・状態」を把握する事が先決です。どのような姿勢の時に、どのくらいの力が掛かった時に、症状は圧迫の程度で変化するのか。

そういった身体に起こる現象とその条件を明らかにしましょう。

そうする事で「こうしたら駄目なんだ」「これはOK」という線引きが明確にできる為に絶対的な安全圏が確保できます。

この絶対安全圏の把握は心の不安を一気に取り払う強い味方です。

安心したら素直に病院に行こう

安心したからといってそのままにしておくのは得策ではありません。今の足の付け根の状態を変えない限りはいつまで経っても特定条件下での違和感の発生が収まらないからです。

また、脚の付け根の負担が強くなっていくと症状が出てくる条件がどんどん増えていきますので厄介です。

痛み・違和感が起こる条件を先生に伝えれば、レントゲン写真と突き合わせる事で問題点はすぐに出てくるはずですので早めの対策を取りましょう。

脚の付け根は股関節からのサイン。それだけは覚えておこう

脚の付け根に何かを感じた時、それは殆どの場合において股関節からのサインです。ですので無視せずにしっかり向き合いましょう。

股関節は非常に大きな負担を毎日背負う関節です。その割にケア自体は殆どされる事はありません。使いっぱなしとなっているケースが多いのです。

これは上半身の重みを受け止め続けている股関節にはかなり酷な仕打ちです。

股関節は毎日頑張ってくれています。そんな股関節から出てきたメッセージはしっかり受け止めて、何を訴えているのかをしっかり解読しましょう。

股関節は大事に使えば一生元気に働いてくれますから。

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