最終更新日:2019/01/07
技術の考え方
ここでは当院が考える技術についての基本スタンスを説明します。
目次
1.スタンスは「温故知新」です
今、代替医療の世界には溢れんばかりの「最新テクニック」が生まれています。
多くのセミナーに出席し、多くのテクニックを学ぶ先生が増えたと思いますが、当院は少し異なる目線で技術を磨いています。
「温故知新」
古きをたずねて新しきを知る。
先人の知恵に学ぶこと。
by デジタル大辞泉
これが当院の技術に関する基本スタンスです。
最新とされるテクニックよりも、先人が磨き上げた基礎テクニックをひたすら磨き、そこに新しい答えを見出す道を選びました。
2.「浅く広く」より「深く広く」
当院の技術は基本的に3人の「神の手」から学んだもので成り立っています。それ以外のテクニックは学んでいません。
臨床で壁にぶつかる度に1から学び直し、新たな発見をする事で技術を磨いてきました。
複数のテクニックを学ぶと施術家としての幅が広がります。ですが奥行きの足りない施術家になってしまい、常に新たなセミナーを求める悪循環です。
正にテクニックのコンビニ化です。
こんな感じです。
技術を掘り下げると間口が広くなる。
これは臨床で確信しました。
「引き出しが多い」だけの施術家は応用が利きません。
100の方法で100の症状に対応するだけです。
一方で「技術を掘り下げる」と応用が利くようになります。
1の方法で100の症状に対応できるのです。
こんな感じです。
昔ながらの職人さんはこのタイプで技術練度は明らかに上です。
当院は昔ながらの道を選びました。
3.答えは「人間の設計図」の中にある。
「方法より身体の中に答えを求める」
簡単に言いますと「基礎医学」です。
- 解剖学
- 生理学
- 神経解剖学
- 運動生理学
「現時点で医学が明らかにした身体」を理解することで見え方が全く違ってきます。
- 何故、この腰痛は起こっているのか?
- 今、身体に何が起こっているのか?
- 解決の糸口は何処にあるのか?
人間の基本設計と患者様の生活環境を重ね合わせた時にこそ「本当の答え」が見えるのです。
4.「異常個所」にアプローチする
当院が基本的にアプローチするのは「本来の状態に無い部分」です。筋肉であれ関節であれそこに変わりはありません。
身体が本来の状態にあれば症状は基本的に起こりません。異常があるから「サイン(症状)」が出てきているのです。
ならば症状を改善させる為に何が必要か。
- 身体に起こっている異常を見極める
- 異常を取り除く(リセットする)
- 結果的に症状が改善する
これが当院の施術の基本概念となります。