神経痛の凄さ、エグさは経験して初めて知る
イラストは「ギックリ腰」のものなのですが、神経痛の痛みと衝撃を伝えるにはこのイラストが最適だったので掲載しました。
ギックリ腰では一瞬で通り過ぎるこの痛みが神経痛の場合は常に付きまといます。姿勢を少しでも間違えたら最後、悶絶する痛みが襲い掛かってくるのです。
院長がヘルニアで寝たきり生活をしていた時は「背中の角度」が鍵でした。一定の角度以上にするとその瞬間に「腰下~太ももの裏」にかけて
ギュィィィィーーーーーン!!!
と締め付けられるような何かが閉じるような、独特の激痛が走りました。
神経が圧迫された事による神経痛なのか、神経が圧迫される事で起こる血流障害による痛みだったのかは定かではありませんが、一つだけ言えるのは
「今まで経験したことのない感覚」
だったという事です。
パニックだけは避けよう
この得体の知れない「痛み」「痺れ」に襲われると「何が何だかわからない」というパニックに襲われます。
- 「自分の身体に一体何が起こったというのか?」
- 「これって治るのか?」
- 「一生このままってことはないよね?」
- 「何でこうなる前に身体を労われなかった!」
- 「何でこうなるまで皆俺を追い詰めたんだ!」
とパニックと同時に自分を責める姿勢、果ては周囲を責める怒りまでが起こります。完全な八つ当たりです。
それだけ頭の中は「初めての経験」に戸惑っているといえます。
でも、それが「初めての神経痛」です。
「わからない事」ほど怖いものはありません。院長も初めての経験の時はそうでした。
頭の中にはわかりやすい程に
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
と何かがヤバイという警報が鳴り続けています。でも何が起こっているのかがわかりませんので何をしたら良いのかもわからない。
頭に過るのは「病院」ですが「もう治りません」とでも言われたら絶望しか残りません。それだけは何としても避けたい。
「診断されない限りは『問題ありません』の可能性が残る」とばかりに病院に行かねばと思いつつも病院から足が遠のきます。診断されるのが怖いのです。「診断されたら終わりだ」と頭がパニックになっています。
それが椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症などが引き起こす強烈な痛みと痺れがもたらすインパクトです。
経験者は語りますが「早く病院で診断を貰った方が早い」と思います。その診断が正しいかどうかは別として。
大切な事は「レントゲン」「MRI」「CT」等で身体に起こっている現実を知る事です。
現実と向き合ってこそ「日常を取り戻す」という目的地への道が浮かび上がります。
最も避けるべきは「何も見えない状態で彷徨い続ける事」です。それだけは絶対に避けましょう。心身ともに疲弊する一方です。