ホットタオル:温熱療法
急性腰痛には絶対しないでください。炎症に熱を投下するので痛みが増長します。
ホットタオルはとても簡単に自宅でもできる腰痛対策です。
暖かいタオルを患部に置くだけ。それだけで完結する温熱療法ですね。
タオルを温めるのが面倒な場合は電気式の「ホットパック」等を使うのも良いでしょう。
大切なのは「手間をかけずに簡単にできる」という点です。
ホットタオルの働きについて
ホットタオルはどのような働きをしてくれるのかを紹介します。
- 患部を温める
- 筋肉を弛緩させる
- 血管を拡張する
- 血流促進をしてくれる
- 血流障害を改善する
温熱効果で血管を広げて血流改善を図ります。更に筋肉を温めて緩めてくれるので、筋肉によって圧迫されていた血管が解放されます。
完全に血流促進に特化された在宅療法です。
ですが、痛みの多くは「血流障害」によって起こるので、決して間違った方法ではなくむしろ的確な方法だと言えるでしょう。
ホットタオルの効果について
ホットタオルによってどのような変化が起こるのか、それを説明していきます。
- 腰痛の改善
- 腰が軽くなる
- 温まる
これはホットタオルを腰に置いた場合の効果ですので、仮に首や肩、目におけば同様の効果がその部位に出てきます。
ですので、ホットタオルは非常に汎用性の高い在宅療法と言えるでしょう。
というよりも「血流改善」を図る事はこれだけ効果が高いという事ですね。
ホットタオルの方法について
ここではホットタオルをどのように作るのかを説明します。
1.タオルを濡らす
まずは手ぬぐいサイズくらいのタオルを水に濡らしましょう。
濡らさないでタオルを温めても全く温まりません。最悪燃えます。
2.電子レンジでチン
一番手っ取り早いのは電子レンジでチンです。
濡らしたタオルを20秒くらい温めれば立派なホットタオルの完成です。
3.タオルを患部に乗せる
ホットタオルを慢性的な腰痛を感じる腰に当てましょう。
熱くないように温度調整を予めしておくのがコツです。じんわりと暖かい程度の温度が理想ですね。38度~40度前後。
4.暫くそのままにしておく
後はホットタオルが冷めてしまうまではそのままにしておきましょう。
患部が温まれば温まるほどに筋肉は緩み、血流は改善されていきます。
5.患部の血の巡りが良くなる
冷めたら終了です。
温まっている間に患部の血液は随分良くなっています。場合によっては起き上がる際に腰の軽さを実感する人もいるでしょう
その場合は腰の血流障害が慢性腰痛の主な原因だったという事です。
ホットタオルに関する質問について
ここではホットタオルについて寄せられる質問に答えていきます。
Q:電気毛布ではダメですか?
A:ダメではないですが乾式より湿式の方が望ましいです。
ホットタオルを作るのが面倒だ、という人も結構います。
そんな方から良く聞かれるのが「電気毛布ではダメなのか?」という質問です。
電気毛布でも構いませんが、できれば「湿式」のものが良いです。効果が全然違います。
あと、電気毛布はどうしても温度が低くなりがちなのでその点も効果が少し下がってしまいます。
電気毛布よりも電気アンカ等の方がまだ適しているでしょう。
Q:連続でするのは良いのか?
A:悪くは無いですが、5分~10分くらいに留めましょう。
ホットタオルを何度も繰り返す患者様もいるようですが、1度に温める時間は5分~10分くらいで良いと思います
長時間すればするほど良いというものでもなく、緩んだ後に施術をするなどの次のステップを組みこめば相乗効果が期待できますが、ひたすらホットタオルでは一定の温度以上に温まりません。
ただ、長時間冷めずに入れるという事です。
Q:「小豆のちから」等はどうか?
A:小豆はとても温熱効果の高いものですから良いです。
「小豆のちから」に限らず「セラミック」等を使った電子レンジで繰り返し使える温熱療法のグッズがあります。
あれはとても良いと思います。基本的にどれも湿式です。
ただ、内容量としての小豆はそれほど多くありませんので、もっとはっきりとした効果を求める場合はスーパーで売っている小豆を購入して、自分で小豆枕を作るのが良いでしょう。
ホットタオルでは私の腰痛ダメだった!という場合はご相談下さい。
ホットタオルではどうにも慢性化した腰痛が解決しない。そんな場合はお気軽に当院をご活用ください。
慢性腰痛の改善と併せて、腰痛とサヨナラをする為の小さな生活の変化をご提案します。
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