【最終更新日:2020/05/05】

【ゆりかご運動】:優しく背骨を元の位置へ戻す運動

画像引用:http://qq1q.biz/ErmP

ゆりかご運動

背中を反ると痛い腰痛に効果的!コロコロ転がって腰痛改善!

「ゆりかご」というべきか「ロッキングチェア」というべきか。ゆらゆらと揺られて背骨を整えていく体操が「ゆりかご体操」です。

  • 背中を反ると痛い腰痛
  • 背骨が前に突っ込んでいる状態

この状態の患者様が家で取り組むと1~2週間で身体に変化が起こるケースが多いです。

病院で診断を受けているケースだと「腰椎すべり症」「変形性脊椎症」「腰痛症」「脊柱管狭窄症」等の診断を受けた方に効果的だと実感しています。

ただ、大切なのは病院で受けた診断名よりも「レントゲン」等の「身体の状態」を確認する事です。腰骨が丸まっている状態で腰痛が起こっている患者様には効果が余り期待できません。

必ず取り組む前に自分の背骨の状態を確認しましょう。

ゆりかご運動の働き

ゆりかご運動は背中を丸めてコロコロ前後に転がる運動です。

  • 背骨をCの字に丸める
  • コロコロ転がる事で背骨に刺激を送る

この丸まった状態で刺激を送るという行為が歪んだ背骨にはとても効果的です。

動きやすい状態にある人はコロコロ転がっているうちに「パキポキ」と勝手に骨が動き出すこともしばしば。

簡単に取り組めるけれど、効果は確かという優れものの腰痛体操です。

ゆりかご運動の効果

コロコロゆりかご運動で期待できる効果は

  • 背中を反ると走る腰痛の改善
  • 腰の重だるい感じの改善
  • 腰が余り曲がらない状態の改善
  • 身体を丸める事による腹筋の強化

等です。

特定の筋肉を鍛える、使うというよりも丸めた背骨に刺激を送る事の方が効果は高いと思います。

丸めた背中とお腹の圧力はそのまま背骨を背中側に押し出す圧力となります。そこにコロコロ中の刺激が組み合わさる事で「前に突っ込んだ背骨」を後ろに押し出してくれる訳ですね。

一回で綺麗に骨が動くというよりも、繰り返しコロコロをしていく内に段々と動きがついてくるというイメージで取り組みましょう。

一発で取るのは施術家のアジャストになります。

ゆりかご運動の方法

1.仰向けに寝転がる

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まずはゴロンと横になってください。

コロコロ転がる時に背中が痛い場合は「ヨガマット」等を敷くか、絨毯などの上で寝転がりましょう。

2.膝を抱え込む

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次に軽く膝を抱え込みましょう。

両手で抱え込むのが難しい場合はタオルなどを使って膝を抱えると良いです。

極論、この姿勢で腰のストレッチをするだけでも腰痛改善の効果は期待できます。

3.頭を少し持ち上げる

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膝を抱え込んだ後は頭を少し持ち上げましょう。

これは見た目以上にハードなので写真くらい持ち上げる必要はありません。

軽く顎を引く程度から始めましょう。

※顎を引かないととコロコロの際に背骨に負担が掛かります。

4.前後にコロコロ

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http://i.s-arajin.com/?eid=285

後は前後にコロコロ転がってください。

動画でも「ゆりかご運動」というものは沢山あるのですが、どれを見ても「少し頑張り過ぎ」です。

<ゆりかご運動の参考動画>

このゆりかご運動の半分くらいの勢いで構いません。

起き上がるまで揺らさなくても大丈夫です。

<ゆらしの参考動画>

コロコロの揺らしの程度はこのロッキングチェアのイメージで行いましょう。

ゆりかご動画の殆どは上の解説動画並みの勢いですから「弱すぎないか?」と思われるかもしれません。

本当にこの程度で十分な腰痛改善効果が出ます。※出ない人もいます。

5.10回~20回コロコロを繰り返す

後は10回1セットを目安に、コロコロと揺れましょう。

即効性には欠ける腰痛対策ですが、これはジワジワ効いてきます。

「余り変化が無いんだよなぁ。。。。」と話をしていた腰痛患者さんが「朝起きたら腰痛が無い事に気付いた!」とうれしさの余りに電話をかけてくる程です。

ゆりかご運動に限らず、腰痛対策の取り組みは基本的に「持久戦」です。

じっくり取り組んで身体の変化を待ちましょう。

一つだけ断言できるのは「変化に対して無反応」という事はあり得ないという事です。

ゆりかご運動に関する質問

ここではゆりかご運動に関して寄せられる質問に答えていきます。

Q:両手で膝を抱える事ができない

A:無理に抱える必要はありません。最初は抱える事から目標にしましょう。

中年~高齢の方に多いのが「膝を抱えられません」という相談です。

それだけ身体が固くなってしまっているという事ですので、そこで無理に抱えようとすると痛めてしまいます。

そういう場合は目的地をもう半歩手前に設定して「両手を余裕を持って抱えられるようになる」様に少しずつ頑張りましょう。

「できなかったことができるようになる」

それだけでも身体には大きな変化が起こっています。

大事なのは「変化を積み重ねる事」ですので、慌てず焦らず、一歩一歩前に進みましょう。

Q:コロコロすると背中が床に当たって痛い

A:骨格は個性なので、マットで和らげるしかないです。

「体育座りが痛くてできない」というのと同じ系統のトラブルです。

体育座りの時は「坐骨」という骨が床に当たって痛いのですが、ゆりかご運動の場合は背骨が当たって痛い状態です。

これは骨格の個性なので、基本的には「ヨガマット」等を敷く事で対応するしかありません。

関節に異常がある場合は、その関節の異常を取り除く事で違和感や痛みは取れますが、骨格の個性から起こっているケースの方が多いと思います。

マットを敷き、痛みが走る箇所はなるべく床につけない様に「自分なりのゆりかご運動」を作り上げましょう。

ゆりかご運動では私の腰痛ダメだった!という場合はご相談下さい。

ゆりかご運動ではどうにも慢性化した腰痛が解決しない。そんな場合はお気軽に当院をご活用ください。

慢性腰痛の改善と併せて、腰痛とサヨナラをする為の小さな生活の変化をご提案します。

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