医学は対処
予防は日常
日常は医学に先んじる
最高の予防法は「日常」にある
これが結論です。予防医学という言葉が世の中にはありますが、本質的な予防とは「医学」の中にはありません。「日常」と「生活」の中にあるとご理解ください。
人それぞれの「変化」を投げ込もう
当院が提唱している「生活に投げ込む小さな変化」に定型はありません。様々な形の「変化」があります。
- 毎日マルチビタミンを摂取する
- 毎日5,000歩歩く
- 毎日ストレッチボードに乗る
自分の生活を分析して、最適な「変化」を考えましょう。
- 無理なくできる事
- 継続できる事
譲れない条件はこの2つだけです。
取り組み自体が「ストレス」になっては元も子もありません。生活の中に「無理やり付け足した変化」であればそれはもう「非日常」です。ただのストレス要因となります。
毎日の習慣に「付け足す様に」組み込めてストレスにならない変化。それを見つける事が大切なのです。
自分にあった「変化」を見つけて生活に組み込んでいきましょう。
こんな「変化」でからだが変わった。
当院に通う患者様が生活に取り入れた「変化」には以下のものがあります。
日常生活に組み込まれる小さな変化
- 時間がある時は1駅分歩く
- バス亭を2~3箇所分歩く
- エスカレーターを階段にする。
- 帰り道を少し遠回りにする
- 帰り道を坂道の多い道に変える
- 子供の送迎を車から徒歩に変える
- コーヒーを1日3杯に決める
- 自販機をやめて水筒を持ち歩く
- 階段を踵登りに変える
- 夕食は腹八分に収める
- 寝る前にストレッチをする
- ストレッチボードに朝晩乗る
- 1日5,000歩を達成する
- 朝食をスムージーに変える
- 牛乳を低脂肪に変える
- 夜9時以降は電子機器を使わない
- 早寝早起き
- 夏も湯船につかる
- ラジオ体操を日課にする
ここに掲載している「変化」は生活に組み込んだ患者様自身が「変化を実感した」と自覚しているものです。
この小さな変化でも「日常化」する事によって大きな変化を呼び起こします。
小さな変化を積み重ねて大きな変化へ
生活に組み込む「変化」は小さなもので十分です。変化の大きさよりも「継続性」を重視して準備しましょう。
一つの小さな変化が生活に馴染んだら、それはもう「新たな生活リズム」です。余裕があるなら「小さな変化」をもう一つ投げ込んであげましょう。やり方は一つ目と同じです。
こうして小さな変化を積み重ねていくうちに、新しい生活リズムが形作られ、気付けば大きな変化を日常にもたらす形になります。
変化が定着した時、からだは新しく生まれ変わっているのです。