その瞬間まで
信じて疑わない
健康に関してだけは
例外なく過大評価をする
それが人間だ
「経験」しないと「予防」の発想は起こらない。
人間は「その瞬間」がくるまで1つの仮説を妄信し続けます。
「自分は大丈夫」
私自身、「あの朝」を迎えるまではそう思っていました。来院される方もほぼ全員がこう呟きます。
「まさか自分がこうなるとは
思わなかった」
これが人間という生き物なのです。
世界は1瞬でひっくり返る
まだ「その瞬間を迎えていない予備軍」の方全員に伝えたい。
その瞬間は唐突にくるぞ
この経験者からの言葉を受けて「未経験者」はこう思います。
「そうか。でも、自分は大丈夫」
この「根拠無き自信」は経験則から言って鉄より硬い。
「知らない」事の怖さ
私はずっと考えていました。「当時の自分を含め、予防意識は何故こんなに低いのか?」と。
自分の経験から言うと
- 予防の必要性を感じていなかった
- 元気だから予防いらない。
- まさかこんな酷い状況がやってくるなんて思いもしていなかった
- なったら治せばいいと思っていた。
自分が元気だった時、または少し不安がよぎる状態だった時、それでも余り予防を意識しなかった大きな理由は「なったとしても簡単に治るだろう」と高を括っていた事です。
最悪は病院行けば解決するだろうと。
簡単にリカバリーが可能だと完全に勘違いをしていました。
多分、自分の身に降り掛かる症状を「軽く見積もっていた」のだと思います。
- 腰痛の延長程度だろう
- いうてギックリ腰みたいなもの
- 2~3日で治るわ
神経痛の恐ろしさを知らない人間の発想でした。何せ神経痛になった事が無いので。。。
この「未経験」という無知は予防の大きな妨げとなります。
「未経験者」の予防意識は無理がある
経験したことが無い症状を考えろと言われても無理です。経験したことのない症状に備えろと言われてもやっぱり無理があります。
知らないから想像できない
日本のガン予防だってガン保険こそ加入率は上がっていますが、肝心の生活習慣は相変わらずガンを呼び起こすような生活です。
ガン保険は「発症後のリスク回避」であり「発症リスクを回避する術」ではありません。やはり「ガン予防」に関しては未経験者は未だに他人事なのです。
死因のTOPを争うガンですらその状況なのに、「命には関わらない」痛みや痺れの予防意識を持てといっても無茶な話です。
だから、仕方がないのです