2.腹筋
- 肋骨の退化、消失に伴って隣り合う筋肉が結合し、筋板状となったもの。
- 肋骨弓、T12肋骨下縁、骨盤上縁との間に張る。
- 腹腔の周りの壁を作る:【腹壁】
- 腹筋は3つに分類される。
- 1.前腹筋
- 2.側腹筋
- 3.後腹筋
1.前腹筋
1.腹直筋
- 上部:幅広く薄い
- 下部:幅は狭いが厚め
- 前~後面は腹直筋鞘に覆われている。
- 腹直筋鞘は外・内腹斜筋/腹横筋の停止腱膜が正中線付近で癒合して作られる。
2.錐体筋
スルー
2.側腹筋
- 腹壁の大部分を構成する
1.外腹斜筋
- 腹壁の最表層の筋
- 後方から斜め前下方へと走行
- 広い停止腱膜となり、腹直筋鞘の前葉を形成する。
2.内腹斜筋
- 腹壁の中層
- 外腹斜筋に覆われている
- 筋は外腹斜筋と交差する方向に走る。
- 外側下方から内側上方へ
- 最下端部の筋束は精巣挙筋となる。
- 腰神経層の陰部大腿神経の支配を受ける
3.腹横筋
- 側腹筋の最内層
- 筋束はほぼ水平に走る
- 腱膜となり腹直筋鞘につく。
- 肋間神経より内側にある。
4.鼠径靭帯
- 外腹斜筋の停止腱膜の下縁が肥厚して靭帯となったもの。
3.後腹筋
- 腰椎の両側にある
1.腰方形筋
- 腰椎の両側にある長方形で扁平な筋
- 腰神経前肢と交叉する。
- T12肋骨を引き寄せる
- 伸展と側屈
- 筋の前方には腎臓がある。