2.筋系
- 筋
- 骨格筋繊維
- 結合組織(腱)
- 筋繊維は付着する運動神経線維から信号を受けて収縮する。
- 収縮力は結合組織によって骨格系へ伝えられる。
- 関節が運動する。
- 収縮力は結合組織によって骨格系へ伝えられる。
- 筋が持つ様々な機能
- 運動器としての役割
- 耐熱の発生機関としての役割
- リンパ、静脈の筋ポンプ
1.起始と停止
- 筋収縮の際動きが少ない方
- 起始
- 体幹に近い近位端
- 筋収縮の際動きが大きい方
- 停止
- 体幹に遠い遠位置
- 体肢の筋
- 体幹に近い(近位端)を起始
- 遠い方(遠位端)を停止
- 体幹の筋
- 脊柱に近い方を起始
- 上下に伸びる筋の場合は、骨盤に近い方を起始とする。
2.付着の色々
- 多くの筋は結合組織の腱によって骨に付着する。
- 筋束が直接筋に付着する筋も多い。
- 腸骨筋の様に骨の表面に広く付着する場合、腱がないものも。
- 多くの筋は骨膜に付着するが、筋膜や関節包などに付着する筋もある。
- 腱も色々
- ひも状の腱
- 広い腱膜状の腱
- まとまらない細い束の腱
2.筋の形
- 一般的な紡錘型のものは多くない。
- 膜状となる筋も多い
- 僧帽筋・菱形筋など
- 起始~停止が二つ以上となる筋もある。
- 二頭筋など
- 腱を持つ筋で、腱でない部分を筋腹という。
3.筋の神経
- 一つの筋に1本の末梢神経が侵入する。
- 侵入した神経線維は筋内で分岐する。
- 運動・感覚神経・自律神経を含む
- 筋の伸展・収縮のセンサーとして
- 筋紡錘
- 腱紡錘(ゴルジ器官)
【備考】
- 筋の支配神経は発生の初期に分布する。
- 横隔膜は胸部にあるが、C4の支配を受ける
- 発生時はC4の位置にあり、成長と共に移動してきた。
- 横隔膜は胸部にあるが、C4の支配を受ける
4.筋の補助装置
1.筋膜と筋間中隔
- 筋の表面を包み、隣り合う筋肉の間に挟まる結合組織を「筋膜」とよぶ
- 主に疎性結合組織で一部、密性結合組織。
- 上腕~大腿の屈筋・伸筋の間の筋間中隔⇒筋膜の一種。
- 筋間中隔や骨間膜は両側に筋が付着する。
2.滑液包
- 筋・腱が骨や靭帯、他の筋に押し付けられる様な部位に見られる。
- つまりはクッション材
- 扁平な袋状の構造
- 関節付近に見られる。
- 特に肩関節
3.腱鞘
- 滑液包と同様の構造
- 腱を包むもの
- 手首・足首を通過する腱を守る
4.滑車
5.種子骨
5.筋の作用と運動
- 骨格筋は筋の繊維の収縮により、身体の一部を動かしたり弾力を発生したりする。
- 筋自体は「収縮する」か「収縮しない状態(伸展する状態)の維持」か。
- 力の方向は筋繊維の方向と一致する。
1.屈曲と伸展
2.外転と内転
3.外旋と内旋
- 長軸を中心に回転する。
- 長軸:縦横幅のうち直径が長い方
4.回内と回外
5.内反/外反
6.その他