椎間板ヘルニアは心を壊す。
当院では椎間板ヘルニアは「心を壊す病」だと常に伝えています。
多くの椎間板ヘルニアでお悩みの方はどうしても「人生初の神経痛」に衝撃を受け、意識がそちらに向かいっぱなしです。
それが椎間板ヘルニアの克服を最も遅らせるものだとお考え下さい。
- 自分は良くなるのだろうか?
- この痺れは一生続くのだろうか?
- もう、手術を受けるしかないのだろうか?
- どうして自分がこんな目に遭わないといけないのか?
- 自分より悪い事をしている人なんて沢山いるのに
このようなマイナス思考が椎間板ヘルニアに苦しむ人の心に生まれます。
どうして自分が・・・・ どうして自分が・・・・ どうして自分が・・・・
どうして自分が・・・・ どうして自分が・・・・ どうして自分が・・・・
自分が何をした・・ 自分が何をした・・ 自分が何をした・・ 自分が何をした・・
自分が何をした・・ 自分が何をした・・ 自分が何をした・・ 自分が何をした・・
ひたすら、答えのない問いを自分にし続けるのです。
後ろ向きの椎間板ヘルニア患者さんはどうしても多い。
それくらい衝撃を受けるからです。
当たり前のようにこなしていた日常が一瞬で崩れ去る。こんなに恐ろしいことはありません。
何よりも「回復の目安がさっぱりわからない」という「終わりの見えない状態」が一番堪えます。
そんな状態の自分を残して、社会は普通にまわっていきます。
- 自分は社会に取り残されるのではないか。
- 自分は独りぼっちではないか。
そんな不安や焦り、そして嫉妬や怒りが沸いてくるのです。
椎間板ヘルニア患者さんは認めたくないかもしれません。ですが周囲の理解を得られない椎間板ヘルニア患者さんは
極めて「鬱」に近い状態に精神的に追い込まれます。
これが椎間板ヘルニアなのです。
この事実を、椎間板ヘルニアで悩んでいる人は勿論、そのご家族、友人、恋人など、近い場所に居る人達にも知ってもらいたいです。
周囲の理解があるかどうか。
それだけでも全然違ってくるのが椎間板ヘルニアです。