2.中枢神経系
- 中枢とは
- 脳
- 脳神経は末梢神経
- 脊髄
- 脊髄神経は末梢神経
- 脳
1.脊髄
- 長さは約40㎝
- 太さ約1㎝
- L1-2までで終わる
- それ以降は「馬尾」となる。
- 脊柱の形成より早く成長が止まる為の現象。
1.脊髄の区分
- 脊髄神経は左右31対
- C:8
- 後頭骨とC1の間から1本出るので椎骨より1本多くなる。
- T:12
- L:5
- S:5
- 尾:1
- 頸髄・胸髄・腰髄・仙髄は特別な境目は無い。
- 頸膨大部、腰膨大部の膨らみは、それぞれ上肢、下肢への末梢神経が出る為。
- 馬尾とは
- 脊髄の左右両側からは脊髄神経をつくる神経線維の束が出る。上位の脊髄神経は横、下位の脊髄神経は下方に位置する椎間孔に向かって下降する。特に脊髄下部から出る脊髄神経は馬の尾を思わせる為に「馬尾」と呼ばれる。
2.脊髄の内部構造
- 横断面を解説
- H型の「灰白質」
- 神経細胞体の集まりで灰色
- 灰白質の周囲を囲む「白質」
- 神経線維の集まりで「白色」
- 前面:脊髄神経の前根が出る。
- 後面:脊髄神経の後根が出る。
- H型の「灰白質」
1.灰白質
- 前角:運動神経
- 骨格筋を支配
- 後角:感覚神経
- 側角:自律神経
- 内臓・腺分泌の調整
1.白質
スルー
※脊髄病変
- 急性灰白髄炎
- 小児麻痺を指す
- ウィルスによって前角の運動細胞が選択的に侵される。
- 支配部位となる上肢、下肢に麻痺や萎縮を起こす。
- ワクチン接種により被害を減少可能。
- 筋委縮性側索硬化症
- ALS
- 中年過ぎの男性に多発
- 側索を通る錐体路と運動細胞が侵される。
- 神経性筋委縮が手、腕、肩へと広がる
- 呼吸筋麻痺により5年以内に死亡する。
2.延髄と橋
- 大後頭孔を越えて頭蓋内へ伸びた脊髄を「延髄」という。
- 脊髄の延長にあるから「延髄」
- 延髄・橋・中脳(間脳も含める場合あり)をまとめて「脳幹」と呼ぶ
- 大脳を支える幹のように見える為「脳幹」
- 植物状態:脳幹が正常に機能していて自立呼吸が可能。
- 意識が戻らないだけで呼吸をしている。
- 脳死:脳幹の機能が侵されており、自立呼吸が不可能。
- 人工呼吸器による延命措置が必要。
3.中脳
- 橋の前方にある
- 大脳・小脳に隠れて良く見えない
- 中脳には赤核・黒核という錐体外路系の灰白質がある。
- 赤核が障害されると骨格筋の緊張に異常が起こる。落ち着きのない不随意運動。
- 黒核が障害されると筋の緊張に異常が起こる。パーキンソン病
- 赤も黒も結果は同じではないか?