【最終更新日:2016/07/17】

解剖学15 【第四章:消化器系】 消化管の基本構造

4章:消化器系

  • 食物を取り入れ、咀嚼し、消化液で分解して栄養を吸収する器官
  • 口~肛門に至る。食物の通路となる消化管と消化液の分泌を行う消火腺からなる。

1.消化管の基本構造

  • 消化管は三層構造
    • 粘膜
    • 筋膜
    • 漿膜

1.粘膜

  • 表面に腺が多く、分泌物を表面に出す。
  • 胃は強力な蠕動運動と胃液で食物を消化する。
    • 小網・大網のハンモック(胃間膜)がその運動を可能にする。
  • 小腸では膵液と胆汁によりさらに消化が進む
    • 毛細血管とリンパが吸収する。
  • 大腸は小腸とは異なる構造と役割を持つ。
  • 肝臓は「解毒」「物質代謝」「胆汁分泌」を行う器官
  • 腹部内臓は擦れあっても傷つかない様に、表面が滑らかで常に湿っている漿膜の一つ、「腹膜」に覆われている。
    • 臓側腹膜と壁側腹膜は合流して間膜となる。

 

2.筋層

  • 口腔→食堂上部までは骨格筋
  • 食道下部→肛門までは平滑筋

 

3.鞘膜

  • 回腸・空腸などの腹腔の中にあり、自由に動ける消化管は漿膜に包まれている。
    • 類似組織に疎性結合組織がある。

 

2.口腔

  • 皮膚と粘膜の移行部
    • 口唇縁
  • 唇の赤みは血液の色
  • 人中:上唇の中央の溝

1.口蓋―軟口蓋

2.口峡と扁桃

3.舌

1.舌乳頭

2.舌扁桃

3.舌の筋

4.歯

1.歯冠部

  • 歯垢とは
    • 食べかす、唾液の粘膜の混合物
    • 多種大量の細菌が含まれている。
      • 糖分を糧に増殖し、乳酸を出す。
    • 歯垢の酸性が増殖し、エナメル質を溶かすと「虫歯」となる。
    • 歯石は歯垢に唾液の無機塩類が沈殿したもの。

2.歯根部

  • 歯槽膿漏は歯垢の最近によって歯肉が侵される事によっておこる。
    • 歯肉に炎症が起こると「歯肉炎」
      • 歯と歯の間に隙間が生まれると「歯周ポケット」
        • 歯周組織までが侵されると「歯周炎」
          • 歯周組織が破壊され、歯が動揺し最後には抜ける。
            • 歯の脱落まで来ると歯槽膿漏。
  • 歯槽膿漏は中年以降で歯を失う主な原因である。
  • 歯周組織
    • セメント質:象牙質を覆う。
    • 歯根膜:歯槽骨とセメント質の間
    • 歯肉
    • 歯槽骨

 

3.乳歯と永久歯

スルー

 

4.歯の形

スルー

 

5.唾液腺

口腔には三つの大きな唾液腺がある。

  • 耳下腺
    • おたふく風邪(流行性耳下腺炎)で炎症を起こす。
  • 舌下腺
    • 栄養の吸収率が高い場所
  • 顎下腺

 

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