「インナーマッスル」を意識して使うのは間違い
椎間板ヘルニアでお悩みの方が、必ず一度は辿り着いたと思うこの言葉。
「インナーマッスル」
少し専門的に言いますと、
- 大腰筋
- 腸骨筋
等が椎間板ヘルニアや腰痛だと良く聞く筋肉(インナーマッスル)でしょうか。
これらの筋肉を鍛えましょう!使いましょう!この言葉が色んな雑誌を賑わし、色んなテレビで紹介されました。
実際にこれらインナーマッスルはとても大切です。でも、俊カイロプラクティック院はこのように考えています。
- 「考えて使おうとしてもダメ」
- 「意識でインナーマッスルとコントロールしようとしても無駄」
インナーマッスルは上腕二頭筋や三頭筋などのように、意識でどうこうできるものではないです。
姿勢維持筋は基本的に意識の外で電気信号がやり取りされている。当院はそう考えています。
大腰筋を自分の意思で使える人がどれだけいるでしょうか?
大腰筋を使わざるを得ない状況を作ってあげて、初めて大腰筋の検査ができる。
それが現実だと思います。
で、何が言いたいのかと言いますと、椎間板ヘルニアや腰痛、坐骨神経痛において、大腰筋を初めとした「インナーマッスル」を使いこなす、というよりしっかり使えるようにするというのは大切です。
ただ、「自分の意思で使いこなす」という感覚はいらないという事。
身体がインナーマッスルを使える環境に導いてあげることが大事ということです。
当院の場合、それはこう表現します。
「アウターマッスルを使わない姿勢を理解する」
本来、アウターマッスルなんて余り言わないと思うのですが、便宜上使います。
インナーマッスルに対してのアウターマッスルです。
殆どの日本人はとにかくアウターマッスルばかり使う。
インナーマッスルを信じていないのです。
インナーマッスル担当の仕事まで、意思でコントロールできるアウターマッスルで代用しようとするので、身体に無理がかかり、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、慢性化した腰痛などが起こります。
インナーマッスルを信じて、アウターマッスルの仕事をある程度放棄しましょう。
本来の役割分担が実現すれば、身体は本当に楽になります。
当院では、その力の分散の仕方を皆さんにお伝えします。
椎間板ヘルニアと向き合い、椎間板ヘルニアを発症した時よりももっと健康になりたいという方、お気軽にご相談くださいね。